空き家を所有している場合、庭の草刈りを行わないと、後で面倒なことになる場合があります。
特に、草が覆い茂っていると、害虫が発生する他、不法投棄もされやすくなります。
最悪の場合火災につながるため、草刈りは早めに行っておきたいですよね。
そこで今回は、空き家の草刈りを行う際に用意する道具や具体的な方法について紹介します。

 

□空き家の草刈りをしていないとどうなる？

 

空き家の庭に雑草が生えていた場合、早めに草刈りをしておきましょう。
草刈りを怠っていると、後に空き家の景観が悪くなる可能性が高くなります。

 

また、雑草が伸びていると、害虫も発生しやすくなります。
例えば、庭に蚊が発生すれば、近所にも蚊が拡散します。
実際、空き家周辺には羽虫といった害虫が発生する傾向が高いです。
こうなると、自分の空き家だけでなく、近隣に住む人々にも多大な迷惑がかかります。

 

また、雑草が生えていると、害虫だけでなく、ネズミや小動物にとっても絶好の住処となります。
特に、ネズミは電線や柱をかじる他、病原菌も持っている危険な生物です。
さらに、冬のような草が枯れて乾燥する時期は、たばこのポイ捨てが原因で火災につながる可能性もあります。

 

雑草が覆い茂った場所は外から見えにくいため、タバコの吸い殻といったものの不法投棄がされる場合が多いです。
もし火災になれば、近隣住民の方にも迷惑がかかったり、空き家自体が燃えたりと、その被害が広範囲に及ぶ可能性もあります。

 

もちろん、不法投棄をする犯人が悪いのですが、犯人が見つからない以上、空き家を所有している本人が最終的に処分することになってしまいます。

 

□草刈りを自分で行う場合のポイント

 

＊草刈りを行うタイミング

 

草は成長するため草刈りを行ってもまた伸びてきますが、成長に合わせて草刈りを行えば効率よく処理できます。
通常、雑草は梅雨前の季節に手入れをしておくことで、その後の繁殖を抑えられます。

 

＊用意する道具

 

草刈りを行う際の道具として、鎌は必須の道具です。
さらに、トンボや虫よけスプレーがあると便利です。
これらは1000円程で販売されているため、草刈りを行う際は用意しておくと便利です。

 

一方で、広い庭の草刈りを行う際は草刈り機が必要になりますが、値段が高いため、ホームセンターのレンタルサービスを利用するのがおすすめです。

 

＊草刈りにかかる費用

 

先程紹介した道具を一式揃えると、5000円から1万円程度の費用で済みます。

 

しかし、大型の機械を使用すると、1万円から3万円程度の費用がかかります。
また、処分した後の草や枝などの処分にも費用がかかる場合があります。

 

もちろん、少量であれば家庭ゴミとして捨てられますが、草や枝などが大量にある場合は、自治体の指示に従って処理しなければなりません。
その場合、処分には費用がかかるため、予め金額や処分のルールを自治体に確認するのが重要です。

 

＊草刈りを行う際はケガにも注意が必要

 

草刈りを行う際に注意するべきなのが、ケガや事故です。
特に、切れ味の悪い刃物は使用しない、密集して作業しない、刃物の方向に体を向けないなどの対策が基本です。
また、大型の機械を使用する場合は、周辺と十分な間隔を取った上で作業を行う必要があります。

 

＊草刈りが必要な頻度

 

草刈りが必要な頻度は、年に2回から3回が目安となります。
1回目にしっかりと草刈りをしておくと、2回目以降の草刈りが楽になります。
また、雑草は雨が降った後に成長するため、このタイミングで草刈りを行うと良いでしょう。

 

□草刈りを行う際の具体的な方法

 

ここでは、草刈りを行う際の具体的な方法について2つ紹介します。

 

まず、草刈り機で行う場合です。
草刈り機には様々な種類がありますが、広範囲の庭の場合はコードレス式のものが良いでしょう。
また、細い枝といったものがある場合は、電動式よりもパワーのあるエンジン式を使うのが良いです。

 

一方で、草刈り機は便利な道具ですが、根からは除草できません。
時間が経つと、また雑草が伸びてきます。
そのため、定期的に草刈りを行う必要があります。

 

次に、除草剤で行う場合です。
除草剤は、雑草を枯らすことで除草できるものです。
空き家の雑草がある程度伸びている場合は、茎や葉に直接散布する液体タイプがおすすめです。
逆に、雑草がまだ成長していない場合は、土に撒いて根に作用させて枯らす粒状タイプが良いでしょう。

 

しかし、除草剤を使用する際の注意点もあります。
それは、近隣の庭にも影響が及ぶ恐れがあることです。
つまり、近隣の庭に生えている植物まで枯らしてしまう可能性があるということです。
そのため、除草剤を使用する際は、注意しながら慎重に使用することが大切です。

 

□まとめ

 

草刈りを行う際は、鎌や除草剤など用意するものが多くあります。
特に、空き家に広範囲の庭がある場合は、草刈り機といった機械も必要になるかもしれません。
その際の費用は、1万円から3万円かかります。
また、草は成長するため、定期的に草刈りを行わなければなりません。

しかし、このような作業が面倒な場合、空き家は早めに売却するのが良いでしょう。
当社では、築年数の古い劣化の激しい空き家でも買取が可能な場合があります。
姫路市にお住まいで、空き家の売却を検討されている方は、当社までご相談ください。