空き家が倒壊する原因とは?倒壊を防ぐ管理方法を紹介します!
2023/03/25
空き家を所有している場合、倒壊する危険性をしっかりと把握する必要があります。
特に、空き家が倒壊すると、数千万から数億もの賠償が請求される場合もあるため、十分な注意が必要です。
そこで今回は、空き家が倒壊する原因と倒壊を防ぐ管理方法について紹介します。
□空き家が倒壊する原因とは?
*屋根や外壁の破損・劣化
築年数が古くなると、屋根や外壁の劣化が進む他、部分的に破損することもあります。
屋根材や外壁材は、日光や雨に晒されるため、傷みやすく定期的な手入れが必要です。
しかし、空き家は人が住んでいないため、それらのメンテナンスが行われず、劣化がどんどん進みます。
劣化が進むと、雨水が屋根や外壁から内部に浸入し、天井裏の部材や壁を濡らしてしまいます。
*木材の腐食
壁や天井裏に浸入した雨水は、建築に使用されている木材を腐らせます。
木材が腐ると、建物の強度が著しく落ちてしまいます。
また、住宅の柱といった構造材まで腐ってしまうと、家全体の耐震性も落ちてしまいます。
そうすると、台風や地震が起きた時に、家の部材が飛ばされたり、崩れたりする恐れがあります。
*金属の腐食
木材の腐食だけでなく、金属の腐食も建物に大きなダメージを与えます。
近年、住宅に取り付けられる金属部品はステンレスが増えていますが、やはり鉄製のものが多く、雨水が付着するとさびが発生します。
さびが発生すると、強度が低下し、部材を繋ぎ止められなくなります。
その結果、家自体が倒壊する場合もあります。
*シロアリの被害
シロアリは湿度を好む他、濡れた木材を食い荒らします。
そのため、内部の木材が濡れてしまった場合、シロアリの被害に遭う可能性が高くなります。
シロアリに食い荒らされた空き家は耐震性が低下し、台風や地震などの災害で壊れやすくなります。
□空き家の倒壊を防ぐ管理方法をご紹介します!
ここでは、空き家の倒壊を防ぐ管理方法を6つ紹介します。
1つ目は、定期的な換気です。
ドアや窓を閉め切っている状態が続くと、湿気がこもってカビが発生しやすくなります。
カビが発生してしまうと、床や壁の劣化が早くなってしまいます。
また、湿気がこもっていると、シロアリが住み着いてしまう恐れがあるため、定期的に換気を行いましょう。
2つ目は、室内の清掃です。
換気がされていない室内は、ほこりが溜まります。
また、カビが発生している場合は、しっかりと取っておきましょう。
カビは放置していると、どんどん繁殖してしまいます。
さらに、掃除をしながら扉がきちんと開け閉めできるかどうかも確認しましょう。
家が傾いている場合、ドアの開け閉めが難しくなります。
3つ目は、外の清掃と破損個所がないかの確認です。
家の中だけでなく、外の清掃も重要です。
溜まった落ち葉やゴミがあった場合は、処分しましょう。
また、外回りの破損個所がないかの確認も行いましょう。
日頃から家の状態を把握しておけば、破損部分も早く発見でき、修理や対策ができます。
屋根が剥がれていないか、外壁にひび割れがないかを細かく確認しましょう。
4つ目は、水漏れがないかの確認です。
掃除が完了したら、水漏れの確認を行います。
また、水回りから悪臭がしないかもチェックしておきましょう。
長期間使用されていない水道管は、古い水が溜まって悪臭やさびが発生しやすいです。
蛇口から水を流し、水道管にサビが発生しないようにしましょう。
5つ目は、草刈りや害虫対策です。
空き家の庭に大量の草木が生えている場合、害虫が発生しやすくなります。
そのため、草刈りは定期的に行いましょう。
また、もし害虫が家の中に入り込んでいた場合は、駆除剤を使用して対策をしましょう。
6つ目は、日頃から近隣に挨拶をしておくことです。
すぐ近くに空き家が存在すると、倒壊の危険性がないか近隣住民が不安に思うこともあります。
また、何か問題が起こった時にトラブルに繋がる場合もあります。
そのため、空き家の手入れに来る際は、近所に挨拶をして、しっかりと管理していることをアピールしましょう。
□空き家が倒壊した場合の責任はどうなるの?
空き家が万が一倒壊した場合、賠償責任は所有者が基本的に負います。
倒壊は、所有している空き家のみならず、近隣の住宅にも被害を与える場合があります。
被害の大きさによっては、億単位の賠償金を請求されることもあります。
このようなことにならないためにも、空き家を適切に管理する必要があります。
また、管理が難しい場合は、早めに売却することをおすすめします。
□まとめ
空き家は、普段人が住んでいないため、建物の劣化が激しいです。
劣化が進むと、災害による倒壊の危険性が高くなります。
倒壊により近隣の住宅にも被害を与えると、多額の賠償を請求される可能性があります。
空き家の倒壊が不安な方は、早めに売却しましょう。
当社は、築年数が経っている古い空き家でも買い取れる場合がある他、買取後のトラブルは基本的に当社が対応いたします。
空き家の売却を検討されている方は、ぜひ当社までご相談ください。
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