空き家を所有している時に、注意すべきなのが空き巣です。
空き家は人が住んでいない上に、ある程度生活できる環境が整っているため、空き巣にとって絶好の場所になります。
そこで今回は、空き家が空き巣に狙われる理由や空き巣への対策方法について紹介します。

 

□空き家が空き巣に狙われる理由とは？

 

＊人が住んでいないため、侵入が容易

 

空き巣は、誰かに見つかって捕まることを恐れています。
そのため、人が住んでいる家に侵入する場合、外から家に誰もいないかを確認してから侵入します。

 

一方で、空き家の場合は、家の中に人がいないことは明らかであるため、容易に侵入できます。

 

＊放置されている物を盗みに来る

 

空き家に、物を放置するのは避けましょう。
特に、遺品整理をした後に、骨董品を放置しておくのは危険です。

 

もし、空き家に何かを残しておく場合は、定期的に訪問するようにしましょう。
ポストに郵便物が溜まっていたり、草が生い茂っていたりすると外から見ただけで誰も住んでいないことがばれてしまいます。

 

また、1度侵入してしまえば、生い茂った雑草により、外からの視界が遮られるため、空き巣にとっては好都合となってしまいます。

 

＊不法占拠や住み着き

 

空き巣に物を盗まれるだけでなく、空き家に住み着く場合もあります。
定期的な手入れがされていない空き家の場合、他人が訪ねてくることもなく、自由に生活ができてしまいます。
また、勝手に水道や電気が使用されていることもあります。

 

さらに、空き巣がゴミを放置したり、火事を起こしたりすると近隣とのトラブルに発展する可能性も高くなります。

 

＊空き家を犯罪の拠点にする

 

空き巣のなかには、空き家を犯罪の拠点として活用しようとする人もいます。
長い間管理されておらず、人の目が届きにくい空き家は、犯罪を起こすのに絶好の場所となってしまいます。

 

麻薬売買や監禁などの犯罪に利用されると、後に土地や物件を売ろうとしても安い価格でしか売れなくなる恐れがあります。

 

□空き巣の手口とは？

 

空き巣の侵入経路として、最も多いのが窓です。
窓ガラスは、道具を使えば音を立てずに簡単に割れます。
窓の中心に小さな穴があくと、手を入れただけで簡単に鍵を開けられてしまいます。

 

また、ドアの鍵も種類によっては、道具を使って簡単に開けられてしまい、空き巣被害に遭うことがあります。

 

□空き巣への対策方法をご紹介します！

 

ここでは、空き巣への対策方法を5つ紹介します。

 

1つ目は、家の周りの定期的な手入れです。
まずは、家の周りの掃除や整理整頓を行いましょう。
特に、郵便ポストに郵便物が溜まっていると、空き巣の標的になる可能性が高くなります。

 

2つ目は、玄関ドアや窓はワンドア・ツーロックにすることです。
空き巣の侵入ルートとなるドアや窓は、ワンドア・ツーロックにしましょう。
1つのドアや窓に1つの鍵では空き巣に簡単に侵入されてしまいます。

 

そのため、補助錠といったものを取り付けて1つのドアや窓には2つの鍵をかけることをおすすめします。
鍵を2つにすると、空き巣が家の内部に侵入するまでの時間を稼げます。

 

3つ目は、不在の際に洗濯物を外に干さないようにすることです。
外出する際、洗濯物はなるべく外に干さないようにしましょう。
空き巣は標的を選ぶため、候補になりそうな家を物色しています。

 

洗濯物が外に干されたままだと、不在にしていることが分かりやすくなるため、空き巣に情報を与えることになってしまいます。
そのため、帰宅するのが夜になる場合や外出時に雨が降りそうな場合は、洗濯物はなるべく部屋干しにしましょう。

 

4つ目は、監視カメラを設置することです。

背の高い植物が生い茂っていたり、空き家が背の高い塀に囲まれたりしている場合、空き巣がガラス破りをするための死角が生まれてしまいます。
そんな時に家の周辺を防犯ライトで明るくしたり、防犯カメラ・監視カメラを設置したりすることで、死角を減らし空き巣の侵入を防げます。

 

5つ目は、ホームセキュリティの導入を検討することです。

空き巣の対策を万全にしたい場合は、ホームセキュリティの利用や防犯グッズの使用を検討しましょう。
例えば、防犯センサーを設置すると、空き巣が空き家に接近した際にアラームやブザーを鳴り、空き巣を追い払えます。

 

また、人感センサーを設置するのも有効な方法です。
これを設置することによって、ライトを点灯して侵入しづらくすることはもちろん、スマホや携帯電話に通知が届くものもあります。

 

□まとめ

 

空き家が空き巣に狙われる理由の1つとして、犯罪の拠点とされることがあります。
麻薬売買や監禁などの犯罪の拠点として空き家を利用されると、後にその空き家を売却しようと思っても安い値段でしか売却できない可能性が高まります。
そのため、空き巣によるトラブルが不安であれば、早めに売却しましょう。

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