空き家を清掃する必要がある理由は、資産価値を維持させるためや火災のリスクを減少させるためなどです。
また、空き家の清掃をしなかった場合、国が定めた法律によって莫大な税金を支払うことになる可能性もあります。
そこで今回は、空き家を清掃する意味と効果的な清掃方法について紹介します。

 

□空き家を清掃する意味

 

空き家は定期的な清掃が必要です。
ここではその理由を3つ紹介します。

 

＊資産価値の維持

 

空き家を売却しようとしても、壁が剥がれていたり、ゴミが溜まっていたりすると、高い価格で売却することは難しいです。
場合によっては、売却する事自体が不可能になります。

 

しかし、定期的な清掃をしておけば、ゴミや汚れを取れますし、カビや害虫が発生するリスクも抑えられます。
また、清掃をしている際に壁の剥がれや壊れている部分を見つけられれば、早い段階で修繕が可能で、修繕費用も早い段階の場合は安く済みます。
そして、空き家の資産価値の維持もできるため、空き家は定期的に清掃をしましょう。

 

＊火災といったリスクの減少

 

空き家は人が住んでいないため、ホコリが溜まりやすく、ネズミといった害虫も発生しやすいです。
火災の原因は様々ですが、ネズミが配線をかじり、そこがショートして発火するという危険性もあります。
清掃をすることによって、空き家が清潔に保たれ、ホコリが溜まりにくく、ネズミも発生しにくくなります。

 

また、定期的なメンテナンスがされていない空き家は放火や不審者が侵入するリスクも高いです。
そのため、清掃や手入れをして、そのようなリスクを抑えましょう。

 

＊特定空き家に指定されるのを防ぐ

 

手入れがあまりにもされていない空き家は、行政から特定空き家に指定されてしまう場合があります。
2015年5月26日から空き家対策特別措置法が施行されていますが、これは景観を悪化させたり危険だったりする空き家を減らすことを目的に定められた法律です。

 

特定空き家に指定されてしまうと、その空き家の固定資産税の優遇措置が取り消されてしまいます。
固定資産税の優遇措置が取り消されると、本来支払わなくてよい税金を無駄に支払わなければなりません。
そのため、清掃や手入れは定期的に行っておきましょう。

 

□空き家の効果的な清掃方法

 

ここでは、空き家の効果的な清掃方法を3つ紹介します。

 

1つ目に、空気の入れ替えです。
空き家に到着したら、まず空気の入れ替えを行いましょう。
窓を開けるだけで風が家の中を通り、カビの発生を防げます。

 

キッチンやトイレ、お風呂などの水回りの窓はもちろん、押し入れやクローゼット、靴箱のような普段閉め切られている場所は、開けてしばらく放置し、空気が通るようにしましょう。

 

2つ目に、水道の水の入れ替えです。
空気の入れ替えと同様に、水道の蛇口をひねって水を入れ替えましょう。
長期間使われていない水道の中の水は、害虫や悪臭の発生の原因となります。

 

実際、長い間使われていなかった水道の蛇口をひねったら、茶色い水が出てきたケースもあります。
水は数分で入れ替え可能なため、全ての蛇口を開いて、その後最初に開いた蛇口から閉めていきましょう。

 

3つ目に、清掃をする際は上から下を基本に清掃することです。
住宅の清掃は上から下を基本に行いますが、空き家の清掃も同じように行いましょう。
特に、空き家は普段人がいない空間のため、ほこりまみれになっているケースが多いです。
そのため、靴のままで掃除することになります。

 

靴のままで掃除するため、上階をきれいにしてから、1階の清掃をすることになります。
また、電気の傘のほこりを払ったり、天井をきれいにしたりしてから、テーブルの上、床の順番で清掃します。

 

□空き家の清掃が負担になる場合は？

 

定期的な清掃はもちろん、ハウスクリーニングといったサービスを利用しても、空き家を維持しようとする限りは清掃の負担があることには変わりありません。
定期的な清掃は、大した負担にならないと感じる人もいますが、実際にやってみると、ずっと続けるのが大変な他、空き家が遠い場所にある場合、移動の時間や費用もかかります。

 

このような大きな負担がかかるのが不安な場合は、空き家を手放すことも検討しましょう。
手放す際は不動産会社に相談すれば、空き家の売却や処分をサポートしてくれます。
また、空き家は新しいものの方が価値があり買い手も付きやすく、高い価格で売却できる可能性が高いです。
将来のことも考えて、早めに空き家を売却して手放すのも負担を減らすための1つの方法です。

 

□まとめ

 

今回は、空き家を清掃する意味と効果的な清掃方法について紹介しました。
空き家の清掃を定期的に続けることは、大変な他、空き家が遠い場所にあると、移動の時間や費用がかかります。
このような負担を減らしたい場合は、早めに空き家の売却を検討しましょう。
空き家は新しいものの方が価値があり買い手も付きやすく、高い価格で売却できる可能性があります。

当社では、査定価格提示まで最短3日、現金決済まで最短3週間とスムーズな売却が可能です。
また、売却後に発生したトラブルも基本的に当社が請け負います。
空き家の売却を検討されている方は、ぜひ当社までお問い合わせください。