「中古住宅の購入を検討しているけど、築年数の狙い目が分からない」
このようにお悩みの方は多いでしょう。
そこで、今回は中古住宅の魅力と中古住宅の築年数の狙い目をご紹介します。
また、中古住宅を購入するときにやっておくべきこともご紹介します。
ぜひ参考にしてみてください。

 

□中古住宅の魅力をご紹介！

 

現在、中古住宅は注目されており人気が出てきています。
また、国が中古住宅流通に力を入れ始めたので、販売数も増加しています。

 

では、なぜこのように中古住宅が人気を集めているのでしょうか。
中古住宅の魅力をご紹介します。

 

1つ目は、価格が安いことです。
築浅住宅でも新築住宅の約8割から9割、築古住宅では新築住宅の半額以下で購入できます。
そのため、安く購入できる中古住宅を選ぶ方は増えています。
中古住宅の人気は、価格の安さが理由と言えるでしょう。

 

2つ目は、立地が良い物件が見つかることです。
新築住宅は流通量が限られており、それによって建てられる場所も少ないです。

 

しかし、中古住宅は建てられている場所がたくさんあるので、生活しやすい場所にあることが多いです。
予想もしていなかったところから、良い物件が出てくる可能性もありますよ。

 

3つ目は、空家法によって購入しやすいことです。
2015年、どんどん増えていく空き家問題の対策として、空家法が施行されました。
空家法により、特定空き家に指定された場合、固定資産税免除の特典を受けられない決まりができました。

 

そのため、特定空き家に指定されそうな可能性がある物件を売ろうと市場に出回ります。
空き家対策をするために、中古住宅を購入できる環境が作られるのです。

 

□中古住宅の築年数の狙い目をご紹介！

 

中古住宅は築年数が10年から20年が狙い目です。
その理由をご紹介します。

 

1つ目は、現行耐震基準に該当するからです。
建築基準法は、1981年6月1日と2000年6月1日に大きく改正されました。
1981年の改正では改正以降の建築確認日で、旧耐震基準から新耐震基準となりました。

 

旧耐震基準は震度5強の地震で倒壊しない基準ですが、新耐震基準は震度6強から7の地震でも建物が倒壊しない基準となっています。
そのため、1981年6月以降に建てられた住宅は、それより前に建てられたものよりも耐震性があります。

 

2000年の改正分で、新耐震基準から現行耐震基準になりました。
現行耐震基準は、より高い耐震性がある住宅であるので、中古住宅を購入するなら現行耐震基準に当てはまる築年数の住宅がおすすめです。

 

2つ目は、築10年を超えると価格が落ちやすいからです。
一般的に、長くても築10年以内が築浅と位置付けられています。
施工会社の保証期間が終わるのも10年の築年数が境です。
キッチンやトイレなどの住宅設備の耐用年数も、10年を目安に作られているので、築10年から価格が落ちやすくなっています。

 

しかし、立地や住宅の状態によっても変わってくるので、物件によります。
大体は10年程度で価格が落ちるので、価格重視の方は築10年以上のものを中心に探すのはいかかでしょうか。

 

□中古住宅を購入するときにやっておくべきこととは？

 

中古住宅は安いからといって、すぐに払える金額ではありません。
安心して中古住宅を購入するには何をすればいいのでしょうか。

 

1つ目は、ホームインスペクションを依頼することです。
ホームインスペクションとは、専門家が住宅の状態を検査し、損傷や劣化箇所があれば修理について助言するものです。
2時間から3時間でできますが、依頼するときは売主ではなく購入希望者が第三者に依頼するようにしましょう。

 

不動産会社が指定したホームインスペクションを勧められる場合もありますが、そうすると手抜き診断をされてしまう可能性があります。
業者の立場からすると不利になる検査結果を言いづらいので、公正な検査がされない可能性があります。
そのため、自分で業者を選んでホームインスペクションをするのが安心でしょう。

 

2つ目は、既存住宅売買瑕疵保険を検討することです。
中古住宅を購入したあとに欠陥が見つかることが不安の1つとして挙げられるでしょう。
その不安を解消するのが、既存住宅売買瑕疵保険です。

 

この保険は、購入した既存住宅に構造上の欠陥や雨漏りがあった場合、調査費や補償費用が保証者に払われるものです。
購入する住宅が、住宅瑕疵担保責任保険法人が行う建物の検査に合格すると加入できます。
この保険に入っておくと、万が一欠陥が見つかっても保険が適用されるので、ぜひ検討してみてくださいね。

 

□まとめ

 

今回は中古住宅の魅力と中古住宅の築年数の狙い目などをご紹介しました。
どれくらいの築年数が良いのか分からないとお悩みの方は、この記事を参考にしていただけると幸いです。
当社では、リノベーションやリフォームを施した中古住宅も販売しております。
中古住宅をお考えの方は、お気軽にお問い合わせください。