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中古住宅はどれくらいの築年数を物件を買えば良い?

中古住宅はどれくらいの築年数を物件を買えば良い?

2021/07/25

中古住宅を購入する際に、悩むポイントの1つが築年数でしょう。
確かに古すぎる住宅だと、劣化が進んでいる可能性が高いです。
今回は中古物件を購入する際に、どれくらいの年数の築年数を選べば良いのか紹介します。

 

□耐用年数は住宅の寿命ではない?

中古住宅の価格を考える際に法定耐用年数が用いられています。
鉄筋コンクリート造の住宅は47年、木造の場合は22年が法定耐用年数として法律で定められています。
では、住宅の寿命は法定耐用年数なのでしょうか。

実は違います。
法定耐用年数は税金の計算の際に減価償却を考慮するための年数です。
そのため、必ずしも法定耐用年数が住宅の寿命になるわけではありません。
実際に住宅が取り壊されるまでの期間の全国平均は53年なので、このデータから耐用年数を超えた住宅でも住宅としての機能を保っている建物も存在します。

では、寿命はどのような要素で決まるのでしょうか。
それは、住宅を建築する際の作業の質や、住人によるメンテナンスが行われているかです。

ただし、現在で存在している築年数が30年以上超えている住宅は建築ラッシュの時期です。
多くの建物が急ピッチで建てられているので、手抜き工事や粗悪な材料が使用されているケースも多いです。
そのため、築年数が古い住宅は劣化している傾向があると言えますが、例外もあるので一概にははっきり言えないのが実情でしょう。

 

□中古住宅のねらい目の築年数を紹介します!

では、中古住宅を購入する際にねらい目の築年数を紹介します。

 

*築年数が15年前後

最も狙い目の築年数は15年前後です。
理由は価格と住宅の品質のバランスがとれているからです。
建物も古くなく、設備も十分に利用できますので、リフォームをせずにそのまま居住することも可能です。
そんな築15年前後の住宅の魅力を詳しく紹介します。

1つ目は築10年以降になると価格が落ちるからです。
住宅の価格は新築直後から下落し、そのあとはなだらかに値段が下がります。
しかし、10年を迎えると再び下落が大きくなります。
そのため、築15年程度の物件がちょうど良く、お買い得なのです。

2つ目は現在の基準とほとんど変化が無いことです。
築15年程度であれば、耐震基準などの住宅の性能に関する基準が適応されています。
そのため、新築住宅と変わらない基準で建てられた品質、耐震性能を持っています。

3つ目は住宅ローン控除の対象になるからです。
住宅ローン控除は、ローンを組むことにより減税できる制度です。
しかし、中古物件を購入するケースですと、木造住宅を購入する場合は築20年、耐火建築物で築25年までの建物が対象です。

築15年前後の物件であれば対象になるので、税金面でもお得と言えるでしょう。

 

*築20年から30年程度

価格を重視する場合は築20年から30年の中古物件も十分候補に入ります。
メリットは価格が安いことです。
物件によっては更地の売却価格と大差ない価格の住宅もあります。
理由は築20年ほどで査定額が0になるからです。

ただし、注意点も存在します。
それは、リフォームが必要になるケースが多く、それに加えて修繕費もかかります。
築20年を超えると屋根、外壁、水回りの劣化しやすい場所に不具合が発生してきます。
リフォームを前提として購入する場合はリフォーム費用は比較的金利が安い住宅ローンに組み込むことが可能なので、前もってリフォームの予定を立てておくと良いですね。

 

□中古住宅を検討するならホームインスペクションを知っておこう!

中古住宅を選ぶ際はホームインスペクションを利用することも検討しましょう。
これは住宅診断で、目視や聞き取りにより現状の状態を分析するだけでなく、補修が必要な部分とその時期や費用についてもアドバイスももらえます。
そのため、築年数だけではわからない中古住宅を購入する際は欠陥が無いか、劣化は進んでいるかを調べるためのホームインスペクションが重要なのです。

具体的なメリットは主に3つあります。

1つ目はお互いに安心して取引できることです。
建物の細かい部分まで調査するので、しっかりと建物の状態を把握した状態で契約できるからです。

2つ目は価格が妥当であるかを判断できます。
買い手は購入後のリフォームや補修費用も知れるので、金額が適正であるかどうかが知れます。
また、資金計画も立てやすいので、リフォームが想定外に高額になることを防げるでしょう。

3つ目はトラブルを予防できるからです。
住宅に欠陥があるのに買い手に伝えない場合は、後で賠償金を支払ったり、契約を解除されたりする可能性があります。
あらかじめ契約書に記載することで、住宅に欠陥がある場合でもお互いが納得した状態で取引ができるのです。

以上の3つのメリットがあるので、中古住宅を購入する際にはホームインスペクションを検討すると良いでしょう。

 

□まとめ

今回は中古物件を購入する際に、どれくらいの年数の築年数を選べば良いのか紹介しました。
築年数はあくまで目安に過ぎないので、築年数の割には劣化、状態が良い場合もあります。
だからこそ、ホームインスペクションをした住宅を検討してみるのはいかがでしょうか。

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