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中古住宅の耐震性は大丈夫なの?耐震性を見極めるポイントを伝授します!

中古住宅の耐震性は大丈夫なの?耐震性を見極めるポイントを伝授します!

2021/07/18

中古住宅を購入する際に不安に感じるのは耐震性ではないでしょうか。
内装や外装はリフォームをすることで綺麗になりますが、耐震性は簡単には改善しにくいです。
今回は中古住宅の耐震性を見極めるポイントを紹介します。
中古住宅を選ぶ際の参考になれば幸いです。

 

□耐震性は新基準と旧基準によって大きく変化する?

中古住宅の耐震性を見極める際に、最も影響すると言っても過言ではない要素が耐震基準が旧か新しい基準のどちらが適応されているのかです。

日本は大きな地震が多いことは事実ですが、大きな地震で被害を出すごとに耐震基準が更新されてきました。
最初に耐震基準が決められたのは、関東大震災がきっかけでした。
そのあとに、大地震が起きるたびに耐震基準が強化されていき、新基準と言われている耐震基準は1981年に宮城県沖地震が起きて制定されたのが新耐震基準なのです。

しかし、これでも不十分で阪神淡路大震災で新耐震基準でも倒壊した建物があったことから2000年に見直しがなされました。
こういった背景はありますが、一般的には1981年を境に耐震基準が大きく変化しています。

旧耐震基準は震度5の中規模地震でほとんど損傷しない強度が基準でした。
そのため、震度6強や震度7の地震だと倒壊する危険性が高いです。
実際に熊本地震の際に旧基準で建てられた木造家屋の25パーセントが倒壊しています。

次に新耐震基準は震度6強から7までに達する大規模な地震で倒壊や崩壊しないことが基準になっています。
具体的には構造部分の強度を上げるための金具が義務付けられ、耐力壁の量が変化しました。

さらに、2000年改正では、地盤の状態を見て基礎を設計したり、耐力壁を均等に設置したりする部分が変化しました。

 

□中古住宅を購入する際の注意点を紹介します!

では、新耐震基準で建てられた物件を適当に選べば良いと言う訳では無いです。

新基準の物件でも、建設時の施工に問題があったり、住人によってメンテナンスが十分に行えていなかったりする場合は、建物の耐久性が低下し、新築時の性能を保っていない可能性も大いにあります。

逆に旧基準の物件の中には当時の基準をこえた基準で設計をしている住宅も存在して、さらに適切にメンテナンスやリフォームがなされている場合は十分に耐震性を保っている場合もあります。

いよいよ、どうやって中古物件を選ぶのかが分からなくなってきましたよね。
実は、ある調査でその物件の状況が分かるのです。

 

□中古住宅を購入する際はホームインスペクションを検討しよう!

その調査がホームインスペクションです。
これは、家の調査、検査などを行う住宅診断です。

実施できるのは国土交通省が開いている講習を終了した建築士のみが可能です。
内容は目視と聞き込みで建物の検査を行うだけでなく、修理した方が良い部分やその時期をアドバイスしてくれます。
そのため、中古住宅を購入する際はどのくらい劣化しているのか、異常が無いかを調べることが重要なのです。
また、調査は地震の際にどれくらいの地震に耐えられるか調べる耐震診断や、耐震性に大きく影響するシロアリが発生していないかも検査されます。

では、ホームインスペクションにはどのようなメリットがあるのでしょうか。
3つご紹介します。

1つ目は売主と買い手のどちらも安心して取引ができることです。
先ほども紹介したように、住宅の築年数は参考にはなるが、中には築年数の割には劣化が進んでいたり、耐震性が高かったりする可能性があります。
そのため、建物の細かい部分までしっかりと調べて、お互いに不安要素を無くした状態で取引できるでしょう。

2つ目は価格が値段に見合っているかを判断できることです。
ホームインスペクションをすることで、中古住宅を購入した後にかかる修繕費用を知れるので、その金額が見合っているかの判断が可能でしょう。
また、買い手は購入後に必要になる補修費用が必要なので、資金に関しても計画を立てやすくなることも挙げられます。

3つ目は売却後のトラブルを防げることです。
中古物件の売買に関して、その物件の不備を知らせずに物件を売った場合に売主が責任を負い、賠償問題に発展するケースもあります。

ただし、これは住宅の不備を買い手に知らせずに売買した場合なので、不備があることをあらかじめ伝え、契約書に記載してある状態で契約すると、買主も納得して売買したとみなされるので、取引後にトラブルが発生する可能性も減らせるでしょう。
注意点は契約書に記載漏れがある場合は賠償請求されたり、契約解除を求められたりするので、記載漏れが無いようにすることですね。

以上の3つのポイントより、ホームインスペクションを実施する、もしくはしてある物件を中心に検討するのがおすすめです。

 

□まとめ

今回は中古住宅の耐震性を見極めるポイントを紹介しました。
安心して中古住宅を選ぶためにはホームインスペクションを受けた住宅を選ぶと良いことが分かって頂けたと思います。
安心安全の未来のために、耐震性は重視したいものですね。
この記事が参考になれば幸いです。

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