「中古住宅にするか、新築住宅にするか迷っている。」

このようにお考えの方はいらっしゃいませんか。
どっちが良いかわからず、困っている方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、中古住宅と新築住宅のメリット・デメリットを解説します。
ぜひ参考にしてください。

 

□新築住宅のメリット・デメリットとは

まずは、新築住宅のメリットを見ていきましょう。
メリットは3つあります。

1つ目は、建物が新しく最新設備が揃っていることです。
ご自身がその住宅に住む第一号なので、設備などのほとんどが新品です。
設備が新品であるということは、最新の機能を備えている場合が多いでしょう。

2つ目は、建物の傷みが少なく修繕費用が少なくて済むことです。
新築なので、建物が傷んでいることはほとんどありません。
また、修繕する場所もないので、費用がかからないでしょう。

3つ目は、購入してからや入居してからの税金が割安なことです。
例えば、所有権を登記する際の登録免許税は、建物にかかる税率が中古住宅より新築住宅の方が低くなっています。
他にも優遇制度があるのできちんと確認しておきましょう。

次に、2つのデメリットをご紹介します。

1つ目は、販売経費が上乗せされるため価格が割高になることです。
中古住宅と比べると、どうしても価格が高めになってしまいます。
建物や設備が新しいので高いのは当たり前のことですが、それだけが理由ではありません。

不動産会社に対する事業の利益や広告宣伝費、人件費などの費用が上乗せされています。
このような費用がかかっていることも確認しておきましょう。

2つ目は、修繕積立基金がかかることです。
これは大規模な修繕に備えて新築時にまとまったお金を拠出することです。
自分たちの資産を守るためにあるものなので、デメリットとは言い切れませんが、購入時に負担がかかることは確かなので覚えておいてください。

 

□中古住宅のメリット・デメリットとは

続いて、中古住宅のメリットとデメリットをご紹介します。
メリットは3つあります。

1つ目は、価格が安いことです。
新築住宅に比べて古かったり、経年劣化していたりする物件もありますが、リフォームで快適な空間にできるのは魅力的でしょう。

2つ目は、管理状況から建物の価値を判断できることです。
中古住宅は適切に管理されているかで、建物の価値が変動します。
中古住宅では、この管理について購入前に確認できます。
現状の把握に加え、数年後どう変化するのかまで予測しやすいでしょう。

3つ目は、初期費用を抑えられることです。
中古住宅の場合、税額を計算するための物件の評価額（固定資産税評価額）が低いことも多く、税金の負担を抑えられる傾向にあります。

次に、2つのデメリットをご説明します。

1つ目は、設備が古いことです。
全てが新品である新築住宅と比べると故障しやすく、修繕コストがかさむことも考えられます。

リフォームで最新の設備に交換できる部分とできない部分があるので注意してください。
気密性、断熱性を向上させる工事には、自治体から補助金を受けられる場合もあるので確認しておきましょう。

2つ目は、住宅ローンを組めない可能性があることです。
住宅ローンの審査には、主に借入者の年収や属性などが見られます。
このとき、物件に抵当権を設定することから、その担保価値も審査の対象となります。
そのため、築年数が非常に古いと住宅ローンの審査に通らない可能性があるので注意しましょう。

 

□中古住宅の物件購入時にかかる費用について

ここまでは、新築住宅と中古住宅のメリット・デメリットを確認しました。
最後に、中古住宅を購入するときの費用についてご説明します。
かかる費用は主に3つあります。

まず、物件価格です。
同じ物件で比較したとき、物件価格は新築物件より安いことが多いです。
築1〜2年の中古物件であれば、新築物件の価格の10〜20％安く購入できるでしょう。
経年劣化による価格の下落が、中古物件の安くなる主な原因です。

次に、消費税です。
物やサービスを購入するときに消費税はかかりますよね。
ただ、住宅価格のうち、土地代には消費税がかかりません。
課税されるのは建物自体にかかる税金のみです。

最後に、仲介手数料です。
仲介手数料とは、物件が不動産仲介会社によって取引された場合に業者に支払う手数料のことを指します。
不動産売買は、売主が個人でも住宅会社でも、不動産仲介会社に販売を依頼するケースが多いため仲介手数料が発生します。
この仲介手数料を見落としていて、思ったよりコストが高くついたということもあるので、ぜひきちんと頭に入れておきましょう。

 

□まとめ

今回は、中古住宅と新築住宅のメリット・デメリットを解説しました。
どちらにもメリット・デメリットがあるので、ご自身に適した方を選ぶのが良いでしょう。
この記事が中古住宅と新築住宅のどちらにするか迷っている方のお役に立てれば幸いです。
何かお困りのことは、お気軽に当社までお問い合わせください。