空き家の購入は何度もするものではないので、経験がなくて不安になる方も多いのではないでしょうか。
特に初めてだという方は、購入したいという意思はあっても何から始めればよいのかわからないと思います。
全員に共通して空き家を購入する際のポイントを紹介します。

 

□譲れない条件を明確にしておこう！

あれもこれも、とたくさんの条件を求めてしまい、なかなか物件を決められない人が多くいます。
そのため、空き家の購入をスムーズにするためにも譲れない条件をあらかじめ決めておくと良いでしょう。
とは言ってもその条件を決めるのも難しいですよね。
ここでは譲れない条件として多くの人が取り上げる条件を4つ紹介します。

1つ目は日当たりです。
日当たりの良い物件は洗濯ものを干すのに適しているし、電気をつけなくとも自然の光がはいってくるので健康面でもプラスです。
太陽光は可視光線だけでなく赤外線も多く含まれているので温かく、室内への日当たりが良いと冬場は暖かくなりやすいでしょう。

2つ目は駅からの距離や立地です。
駅周辺にはスーパーや飲食店、美容室など様々な種類の商業施設が揃っていることが多く、また駅が近くにあったら、アクセスが良く便利ですよね。
しかし、便利な土地であるだけ人気が高く土地代が比較的高くなってしまいます。
駅までの距離と家賃のバランスで決める必要があります。

3つ目は騒音や治安です。
理想の家を購入できたとしても、周辺の環境が悪ければ快適な生活を送れるとは言えないでしょう。
空き家を購入する前に周辺環境を観察しておくことをお勧めします。
昼間は静かでも夜になったらうるさくなる家もあるので、時間帯を変えて観察をすると良いでしょう。

4つ目は収納です。
服が好きな方にとって十分な収納スペースがあるかは大きなポイントですよね。
クローゼットに充分な広さがなかったら新たに棚やタンスを置く必要がでてきて、生活空間が狭くなってしまうかもしれません。
また服だけでなく、キッチンや洗面台の下などにも収納スペースがあるかも大事なポイントですね。

 

□家を探す際に注意すべきポイントとは？

ある程度条件を絞れたら家を探し始めましょう。
空き家はかつて人が住んでいた中古なので、新築と比べると傷んでいる可能性があります。
そのため、より一層注意深く慎重に選びましょう。
どのような点に注意すれば良いのか紹介します。

まずは外観ですが、外観は大きく分けて基礎、外壁、軒裏、屋根の4つです。
それぞれにクラックと呼ばれるひび割れなどの劣化がないかを確認しましょう。
幅0.3ミリならほとんど問題はありませんが、長さが1メートルや幅が0.5ミリ以上のひび割れは要注意です。
屋根や軒裏を確認するために双眼鏡を持っていくと良いでしょう。

次に室内です。
室内で注意する点は壁にはがれやひびはないか、建具や窓がスムーズに開閉できるか、設備等に問題はないかです。

設備は一見問題がなさそうに見えても、実はだいぶ古くなっている可能性があります。
そのため、コンロは火をつけたり、風呂場はお湯を張ってみたりして実際に使用して確認してみましょう。
給湯器や換気扇などはメーカーにもよりますが、だいたい10～15年が寿命となっています。
製造年月日を確認し、10年近くたっているものやあまりに古いものは注意しましょう。

ひび割れや破損を見つけた際の判断や、小屋裏や床下のチェックは一般の人には難しいですよね。
購入を検討している空き家が、このまま住んでも問題がないか不安があるときはプロの方に確認してもらうと良いでしょう。
相場で5万～10万円かかってしまいますが、下手にわけありの物件を購入して後から後悔するという事態を避けられると考えたら、安いものではないでしょうか。

 

□空き家を購入する際は安心R住宅がおすすめ！

費用の事も考えて空き家を購入したい、けれど空き家にはどうしても不安が残るという方におすすめなのが安心R住宅です。
安心R住宅とは国の関与のもとで、耐震性がありインスペクションが行われ、リフォーム等について情報提供が行われる既存住宅に対して事業団体が標章を付与する仕組みです。

建築基準法の耐震基準に適合していることが条件であったり、リフォームに関する提案書を購入者に渡して求めに応じてリフォーム事業者をあっせんすることが決められていたりしています。
そのため従来の中古住宅に対する「耐震性が不安」「汚いのではないか」などといったマイナスイメージを払拭してくれています。

兵庫県西部で安心R住宅を扱っているのは当社だけなので、安心R住宅について興味がある方は是非当社までご相談ください。

 

□まとめ

空き家の購入をスムーズにするためのポイントを紹介しました。
譲れない条件を絞り、ある程度条件が固まってから家を探し始めましょう。
空き家は中古であるということで不安を感じる方は、プロの方にチェックしてもらうか安心R住宅を検討すると良いということも紹介しました。
空き家購入を検討中の方の参考になれば幸いです。