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空き家で失敗しないための選び方を不動産屋が紹介します!

空き家で失敗しないための選び方を不動産屋が紹介します!

2021/02/11

一生で一度経験するかしないかの物件購入。
しかも一度購入をしたら、ローンを払い終えるまで簡単に移り住むことはできません。
絶対に失敗したくありませんよね。
今回は物件選びで失敗しないための、選び方のポイントを紹介します。

 

□空き家の選び方のポイント

大きく分けて4つのポイントがあるので、順に紹介していきます。
1つ目は敷地に着目することです。
多くの人は敷地と聞くと、立地を思い浮かべるのではないでしょうか。
確かに立地は建物と違い、修繕や改築できないので慎重に選ぶ必要があるかもしれませんが、もっと重要なことがあります。

それは敷地の境界です。
どこからどこまでが自分の土地になるのかを把握しておかなければ、隣人トラブルが発生してしまうでしょう。
一般的に境界を表す杭が打たれているのですが、これが無い場合や曖昧な場合は隣人と相談しながら土地家屋調査士に依頼をして境界をはっきりさせておくと良いです。
また、家の前にある道路の幅員が4メートル未満の場合、新たに増築するときにセットバックをしなければならないので、道路の幅員もあわせて測定しておきましょう。

2つ目は建物の構造です。
一般の住宅の工法は在来工法、ツーバイフォー工法、プレハブ工法など様々あります。
どの工法が強いか弱いかということはなく、それぞれの工法で満たしておくべき条件があります。
しかしここは素人では判断できないので専門家の判断に委ねましょう。
設計図面を基に建築士の方に現場を確認してもらうと良いです。
診断をしてもらった後に耐震補強工事が必要だとわかれば、工事にかかる費用を踏まえて予算を考えられます。

3つ目は情報があるかを確認することです。
新築と違い、中古である空き家は建てられた時の経緯や増改築の情報は大切になります。
税法上、木造建築の耐用年数は22年と決められていますが、メンテナンスの管理状況がしっかりしていれば耐用年数は延び、それを判断する基準となるからです。
新築時に第3者がチェックした証明となる検査済書があれば安心なのですが、残念ながら空き家に検査済書等の書類が添付されることは稀です。

4つ目は資金計画です。
空き家を購入する際、物件価格やリフォーム費用だけでなく不動産仲介会社に依頼した際の仲介手数料やローンを借りる際の手数料や保証料などがかかってきます。

また住宅ローンを組む際にボーナス返済は少なくする、或いは無しにしましょう。
ボーナス返済とは住宅ローンの返済を毎月だけでなく、年2回のボーナス月に一定額を増額して返済するものです。
かつては会社に属しているだけで給料が上がっていく年功序列が当たり前でしたが、今はボーナスカットやリストラなど何があるかわかりません。
そのためできるだけ返済額を平準化すると良いでしょう。

また、空き家を買う際はリフォーム費用も考慮する必要があります。
値段が安いからといって購入した後で、巨額のリフォーム費用が必要になってしまい、新築同様の費用がかかってしまっては元も子もありません。

 

□設備も確認しよう

ここまでで空き家の全体的な話をしてきましたが、設備についても考える必要があります。
見た目が綺麗でスイッチを押せば作動したから問題がないだろうと思っていても、入居後しばらくしてから不具合が起こったというケースはよく耳にします。
予想外の出費がかからないようにしっかりと設備を確認しましょう。
ここからは場所ごとに設備に関して解説していきます。

*キッチン

ガスコンロは10年くらいが耐用年数の目安となります。
製造年月日を見て、あと何年くらい利用できるのか見当をつけておくと良いでしょう。

流し台はパッキンを確認しましょう。
見た目が綺麗でも、洗剤やクレンザーが水栓金物の回転稼働部分に入り込んだり、高温のお湯を流したりすることによって、止水パッキンが劣化している可能性があるからです。

*トイレ

給水栓周りから水がにじみ出ていないか、水漏れや便座用のコンセントの腐食(尿汚れ、結露サビなど)がないか確認しましょう。
トイレの水も流してみてタンクへの水溜めがスムーズか確認します。
タンクの止水システムに不具合があるといつまでも給水音がとまらないことがあります。

*洗面所

浴室の湿気が流れ込むので照明器具が劣化している可能性が高いです。
漏電や火災の原因になるかもしれないので、器具カバーを外して内部の電球のソケットにも劣化が無いか確認しましょう。

□安心できる空き家を購入したい

空き家には上記紹介したような「建物に不具合があるかも」「設備が古い」「家の情報が少ない」といった不安がつきものです。
そういった空き家のマイナスイメージを払拭して、既存住宅の流通を促進させようという意図で安心R住宅という制度が創設されました。
耐震性がありインスペクション(建物状況調査等)が行われた住宅であって、リフォーム等について情報提供が行われる既存住宅に対し、国の関与のもとで事業者団体が標章を付与するしくみです。
そのため上記の不安材料を全て解消してくれます。
兵庫県西部で安心R住宅を取り扱っているのは当社だけなので、興味がある方は是非ご連絡ください。

 

□まとめ

当記事では空き家を選び方のポイントについて解説しました。
今回紹介した内容を参考にして有意義な物件購入をしてみてください。

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