「空き家を所有しているが、劣化が止まらずに困っている。」
「そもそも空き家が劣化する原因は何なのかな？」
そんなお悩みや疑問を持つ方もいらっしゃるのではないでしょうか？
空き家を所有されている方は多くいて、そのほとんどが空き家の劣化に困っています。
しかし、劣化を止めたくても、その原因が分からなければ対策できないですよね。
そこで今回は、空き家が劣化する原因とその対策について紹介します！

 

 

□そもそも空き家とは？

空き家とは1年以上住んでいない、もしくは使われていない家のことを指します。
その判断基準はさまざまで、住人の有無や水道、ガス、電気などの使用状況などが基準の一つです。
それらを確認して1年以上住んでいないと判断された場合は、空き家とみなされます。
また、所有者の住民票や物件の登記記録なども判断する際に確認されます。
2014年に空き家に関する特別措置法が施行されてからは、適切な管理もしくは処理が以前よりも求められるようになりました。

 

 

□空き家が劣化する原因とその対策とは？

 

＊換気がされていない

人が住んでいる場合、窓やドアを開けることで換気がされます。
換気扇も回されているため、室内の湿度が高い状態で維持されることはありません。
また、人が部屋で動くだけでも対流が起こり、空気の流れができます。
しかし、空き家の場合は湿度が高い状態で維持され、カビ菌や害虫が発生しやすいです。
特に梅雨の時期や夏場は湿度が高くなりやすいです。
そのための対策として挙げられるのが定期的な換気です。
換気を週に1度のペースでするだけでも湿度は大きく変化するため、確実に行うようにしましょう。
特に木造住宅の場合には、この対処が重要です。
木造住宅において湿気やカビは、木材を腐らせてしまう原因となります。
これによって重要な柱や床が腐ってしまうと、家の破損や倒壊につながります。

 

＊掃除がされていない

掃除がされていない場合、ホコリやチリが溜まりやすくなり、それらを餌として害虫や菌が発生してしまいます。
特に発生しやすいのがゴキブリです。
ゴキブリは掃除がされておらず、湿度が高い環境を好みます。
そのため、掃除がされていないと気付かないうちにゴキブリが大量発生しているかもしれません。
そうすると、家を綺麗に保てないだけでなく、衛生的にもよくありません。
また、空き家は野生動物にとって絶好の住処であり、それらの糞尿や死骸によって非常に不衛生的な状態になってしまいます。
最近はコウモリやアライグマが天井裏に住み着いている事例をよく見かけます。
空き家で見知らぬ音がする場合は、それらの動物が動いている音かもしれません。
このようなケースを防ぐために日頃から掃除をして、衛生的な状態を保つことが重要です。
週1回は行けなくても、月に数回、定期的に掃除を行うようにしましょう。

 

＊水回りの劣化

水回りは人が住んでいても劣化が早い場所の1つです。
しかし、空き家の場合はさらに劣化が早いと言われています。
また、水が使用されていない状態が続くと水が蒸発し、配管が汚れてしまいます。
そのため、定期的に空き家を訪れ、水道を使用することをおすすめします。
水道業者による定期的なチェックも有効的な対処法の1つです。
水道業者は一般的には確認できないところまで確認してくれて、その状況に合った対処をしてくれます。

 

＊メンテナンスがされていない

人が住んでいる場合、床下点検や雨漏りチェックなどを行うことでメンテナンスがされます。
しかし、空き家の場合はメンテナンスが行われることはほとんどなく、劣化が進んでしまいます。
そのため、空き家であっても定期的なメンテナンスを行うことが必要です。
実際に住んでいれば気づく変化でも、空き家であれば気づきにくいことが多いです。
そのため、専門の業者に建物全体のチェックを依頼するのもおすすめです。

 

 

□管理ができないときの対処法

空き家の管理は時間と手間がかかるため、自分ではできないという方もいるかと思います。
そのような方にはいくつか対処法があります。
その1つが管理の代行を依頼することです。
管理の代行では、業者にお金を払い、掃除や破損箇所の修繕を長期間にわたって依頼します
少々お金はかかるものの、手間が省けて非常に便利です。
もう1つの方法が空き家を手放すことです。
そうすれば、管理をする必要もなくなり、お金が手元に残ります。

 

 

□まとめ

今回は、空き家が劣化する原因とその対策について紹介しました。
このように空き家の劣化の原因は、人が管理を怠っていることにあります。
そのため、しっかりと対策を行えば劣化を止めることは可能です。
もしこれから空き家の劣化対策をされるようでしたら、今回の記事を参考にしてみてください。
また、姫路市在住の方で分からないことがありましたら、ぜひ一度、当社まで気軽にご相談ください。
不動産売却に詳しいスタッフが、皆様からのお問い合わせをお持ちしております。