空き家を所有しているだけで固定資産税や都市計画税を支払う必要があるのに加え、定期的な手入れや管理をする必要があります。
これらの費用や手間を売却するだけで解決できます。
この記事では空き家を売却するメリットについて詳しくご説明します。

 

 

□空き家を売却するメリット

 

＊納税額を抑えられる

空き家に住んでいなくても、不動産を所有していることに変わりはないので固定資産税と都市計画税を支払う必要があります。
敷地に空き家が建っていれば固定資産税が軽減されるため、あえて取り壊さずにそのまま放置する人が多いです。
しかし、空き家を長い間放置し、もしその空き家が周りの環境や景観に悪影響を与えると判断された場合（特定空き家）は修繕や撤去などの具体的な状況改善を強いられます。
その上、固定資産税を通常の6倍ほどの金額で支払わなければならない場合もあります。

 

＊管理費用がかからない

上記に挙げたような税金もそうですが、特定空き家として判断されないためには常に空き家を清潔に保たなくてはいけません。
そのため、除草や道路にはみ出している樹木を撤去するための費用がかかります。
売却することでこれらの費用を削減できます。

 

＊管理の手間が省ける

家の状態を良く保つために、定期的に空き家に訪れ、換気・通水・清掃などをしなくてはいけません。
家屋は湿気に弱いため、空気が滞ると家屋の老朽化・腐敗を促進してしまいます。
また、水も長い間使わないうちに水道管が破裂したり、水道管内の水が蒸発して下水道管内の空気が家の中に入り込んできたりします。
その結果、悪臭の原因になったり、ひどい場合は害虫や害獣の侵入にも繋がったりします。

 

＊経済的にメリットがある

ただ売却するよりかは事業に貸し出したり、賃貸として貸し出したりした方が永続的な収入があるのではと考える方が多いですが、実際は難しいです。
事業や賃貸が必ず成功するとは限りませんし、事前にリフォームやクリーニングをする必要があります。
また、賃貸の場合は入居者が入らなかったら成り立ちませんし、入居者とのトラブルも自身で解決しなくてはなりません。
また、立地条件にもかなり左右されるためどちらの方法を取るにしても少しリスクが高いです。
最近できた空き家対策の法律では、空き家を相続してから売却するまでの間に賃貸に出したことが無い場合のみ最大で3000万円の税金の控除が認められる場合があります。
しかし、この控除の対象になる空き家の大前提が賃貸に出したことが無いことなので、売却を少しでも考えているうちは賃貸に出さないことをおすすめします。

 

 

□まとめ

上述したように、賃貸に出すメリットよりも売却するメリットの方が大きいです。
他に何かご不明な点等ございましたらお気軽に当社にご相談下さい。