中古住宅の購入を検討している方へ!メリットとデメリットをご紹介します!
2023/06/11
中古住宅と新築で迷っている方もいらっしゃるでしょう。
購入してから後悔しないように、メリットやデメリットを事前に知っておきたいものです。
そこで今回は、中古住宅ならではのメリットとデメリット、購入時のポイントをご紹介します。
中古住宅の購入を検討している方は、要チェックです。
□中古住宅のメリットとは?
中古住宅には、新築にはないメリットがあります。
中古住宅のメリットを、4つご紹介します。
1.価格が安い
中古住宅のメリットとして、まず価格の安さが挙げられます。
物件によっては土地の値段のみで購入でき、リノベーションやリフォームによって新築同等の状態にすることも可能です。
費用をかなり抑えられるため、新築では住めないような広さや間取りの家も視野に入れられます。
2.実物を確認できる
中古住宅は、実物の住宅や暮らす人を確認できます。
新築は実物の代わりに完成図やモデルルームなどで確認する必要がありますが、中古住宅は実際の日当たりや眺望、風通し、臭い、騒音から周囲の環境まで事前に確認できます。
また、中古住宅の中にはまだ前の住人が住んでいる物件もあります。
部屋の中を内見できる場合は、家具や家電などの配置を確認できます。
さらに、暮らす人から住み心地の感想や、近隣の雰囲気なども詳しく聞けるため、トラブル防止にもなります。
住み始めてからの生活を具体的にイメージでき、安心感にもつながるでしょう。
3.希望エリアの選択肢が増える
立地や広さなど、住む地域の優先順位が高い場合、中古住宅であれば新築を建てるよりも簡単に見つかります。
新築だと建てられる地域が限られる一方で、中古住宅は利便性の高い住宅街のなかにも多く、希望する場所に住める可能性も上がります。
4.リノベーションやリフォームで自分好みの空間に
中古住宅であれば、安く購入して浮いた資金を生かし、自分好みの設備や間取りに変化させられます。
リノベーションやリフォームによって、価値が下がった建物も内装や設備を整えて、新築と同様の環境にできます。
□中古住宅のデメリットとは?
中古住宅ならではのメリットがある一方で、中古住宅だからこそのデメリットもあります。
中古住宅のデメリットを、3つご紹介します。
1.耐震性
中古住宅を購入する場合は、耐震性に注意する必要があります。
1981年の新耐震基準施行前の旧耐震基準の建物は、大地震に耐えるチェックが為されていないため、中古住宅を選ぶ場合は、2000年6月以降もしくは1981年の基準改正以降に建築された住宅を選ぶと良いでしょう。
2.設備の古さ
設備が古いこともデメリットとして挙げられます。
築年数にもよりますが、多くの場合、年数が経っているほど建物が劣化しています。
特に、水回りは劣化しやすい場所のため要注意です。
築年数が経っている住宅だと、細かな部品や家の耐震工事などさまざまな修繕に費用が掛かるため、リフォームに予想以上の費用が必要になる場合もあります。
3.維持費
何度も修繕する必要がある場合は、意外と住宅維持費が高くなってしまいます。
築年数が長くなればなるほど住宅の故障や不具合が起きやすくなり、修繕工事せざるを得なくなります。
住宅の維持をどうするのか、購入前に先を見越してしっかり計画を立てましょう。
□中古住宅を購入する際のポイントをご紹介!
中古住宅を購入する際に考慮したいポイントを、6つご紹介します。
1.売りに出された理由
売りに出された理由を不動産業者に確認し、物件に問題ないか確かめることをおすすめします。
建物の欠陥や劣化など、重要な事項については、不動産業者に説明責任があります。
2.再建築不可物件でないか
再建築不可物件とは、接道(敷地と接している道路)が2メートル未満の、リフォームや建て替えができない物件です。
また、大きい車が入れない狭い道の場合、工事や引っ越しに追加費用がかかることがあるため、再建築不可物件でなくても接道やその道幅には注意が必要です。
3.雨漏りやシミの有無
一般的に、屋根の修繕工事は他の場所よりも費用が高くなりやすい傾向があります。
そのため、雨漏りの有無はしっかり確認しましょう。
雨の日に内覧することで、晴れの日には気づかなかったシミが天井や壁、接合部などに現れ、問題のある箇所がわかりやすくなります。
4.目に見えない箇所が傷んでいないか
外見がきれいでも、内部が傷んでいる場合は大規模な修繕が必要です。
床下や屋根裏などにシロアリが入っていないか、漏水がないか、ひび割れや破損がないかなど、細かい場所も念入りに確認してください。
5.耐震性能
正確な耐震性能は築年数だけでは判断できないため、建築士にチェックしてもらうと安心でしょう。
6.契約不適合責任
契約不適合責任とは「引き渡された目的物が種類や品質、数量に関して契約の内容に適合しないものであるときに売主が買主に対して負担する法的責任」のことです。
万が一の場合に備えて、事前に契約書の契約不適合に関する条項を確認することをおすすめします。
□まとめ
今回は、中古住宅のメリットとデメリット、購入時のポイントをご紹介しました。
新築と比べて、価格が安かったり希望エリアの選択肢が増えたりと、メリットがある一方で、耐震性や設備、維持費に注意することが必要です。
中古住宅の購入を考えている方は、ご紹介したポイントを参考に、慎重に検討しましょう。
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