空き家を長期間放置していると、犯罪に使われたり、盗難の被害に遭ったりする可能性が高まります。
一方で、それらを防ぐための防犯対策もいくつか存在します。
そこで今回は、空き家の具体的な防犯対策について紹介します。
防犯対策が行えない場合の対処法に関しても解説するので、参考にしてください。

 

□空き家におけるリスク

 

以下では、空き家におけるリスクについていくつかご紹介します。

 

1つ目に、空き巣に狙われることです。
幼い頃から育った大切な実家のため、家具や仏壇などを置いている場合もあるでしょう。
空き巣にとって家具や仏壇など換金可能なものは、貴重なお宝になります。
家に誰もいない場合、夜中のような人目につかない時間帯であれば、簡単に盗み出されてしまいます。

 

2つ目に、不審者が住み着くことです。
勝手に住まわれることはもちろん、犯行の際に使用される場合もあります。
人の生活していない空き家は、人目のつかない場所を好む不審者にとって絶好の隠れ家になってしまいます。

 

3つ目に、ゴミの不法投棄です。
人目につかないと、人間は悪いことをしている意識が薄くなってしまいます。
このような不法投棄をされている場所にゴミが溜まっていくと、大型ゴミやテレビのような捨てるのにお金がかかるものまで不法投棄される場所となってしまいます。

 

4つ目に、放火の恐れがあることです。
ゴミの不法投棄が増えてゴミが溜まってくると、一目で空き家であることが分かってしまいます。
そうなると、放火魔の標的になってしまいます。
また、燃えるゴミが溜まっている場合も危険性が高まります。

 

□具体的な防犯対策について

 

＊定期的な訪問

 

空き家を犯罪から守るための最も一般的かつ効率的な方法は、定期的な訪問です。
定期的な訪問によって、もし異常があった際にすぐに分かります。
定期的に訪問している空き家は、ある程度手入れがされているため、不審者も警戒します。
また、掃除で空き家をきれいに保っておくと、ゴミの不法投棄対策にもなります。

 

空き家が遠方にあって定期的に訪問できない場合は、空き家管理サービスに依頼するのも1つの方法です。

 

＊防犯フィルム・防犯カメラ

 

まず、窓からの侵入を防ぐ手段として、防犯フィルムがおすすめです。
不審者や空き巣の多くは、窓から侵入しようと試みます。
防犯フィルムは、窓ガラスを簡単に割られないように強化するものです。

 

これによって、不審者や空き巣は窓ガラスを割るのに時間がかかり、捕まる可能性も高くなるため窓からの侵入を防ぐのに大きな効果を発揮します。

 

また、防犯カメラの設置も有効です。
防犯カメラの設置によって、犯罪の抑止につながります。
もし壊された場合でも、録画データは他のサーバーに残るため、犯人が見つかりやすいです。

 

＊鍵の二重ロック

 

これは、防犯対策に非常に効果的な方法です。
不審者や空き巣は、素早く侵入しようとしますが、二重ロックがかかっていると時間がかかると判断してあきらめる場合があります。
また、二重ロックがされていることは見た目で分かるため、犯罪抑止効果が期待できます。

 

＊近所との交流

 

近所との交流も効果的な防犯対策になります。
特に、お隣に住んでいる人との交流は、効果的です。
空き家への定期的な訪問ができない場合でも、近所と仲良くすることにより、空き家の状況を教えてもらえる可能性があります。

 

例えば、夜中に電気がついている場合に連絡してもらえることもあるでしょう。

 

＊定期的な植木の手入れ

 

定期的な植木の手入れを行うことによって、外部から見えやすい家へと変化します。
外から様子が見えにくい家は、犯罪の被害に遭う可能性が高くなります。
また、定期的な植木の手入れは、空き家でもしっかりと管理しているというイメージを作るのにも効果的です。
防犯だけでなく、管理の面においても効果があるため、しっかりと手入れを行いましょう。

 

□他の対処法について

 

ここまで具体的な防犯対策について紹介してきました。

しかし、自分で空き家の防犯対策を行うことが難しい場合、空き家管理サービスやホームセキュリティサービスを利用するのも有効な方法です。
空き家管理サービスは、定期的に空き家を巡回し、換気や簡単な清掃、草刈りなどを代わりに行ってくれるサービスです。

また、ホームセキュリティサービスは、非常時の駆けつけや防犯センサーの取り付けを行ってくれます。

 

他にも、店舗用や賃貸として貸し出すことや、空き家自体を売却するといった方法もあります。
賃貸として活用できれば家が劣化することが防げる他、売却が完了すれば、空き家にかかる費用や管理の手間からも解放されます。

 

□まとめ

 

今回は、空き家の防犯対策について紹介しました。
遠方に空き家があるといった事情で、今回紹介した防犯対策ができない場合、空き家自体を売却することで、費用や管理の手間が省けます。

当社は、迅速な売却が可能な他、売却後にトラブルが生じた場合でも、当社が対応します。
兵庫県西部、姫路市にお住まいで空き家の売却を検討されている方は、ぜひ当社までご相談ください。