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中古住宅はインスペクションで安心安全!インスペクションについて具体的に解説!

中古住宅はインスペクションで安心安全!インスペクションについて具体的に解説!

2022/04/25

「インスペクション」という言葉をご存じでしょうか。
実はこの言葉は、中古住宅の売買をしようと考えている方であれば必ず知ることになるであろうものです。
そこで今回の記事では、インスペクションの意味や必要性に関する解説をしていきます。
ぜひ参考にしてみてください。

 

□中古住宅のインスペクションとは?

インスペクションとは、「調査」や「点検」といった意味を持つ英語です。
中古住宅を安心して、トラブルの無いように売買するために、インスペクションは重要です。

不動産売買におけるインスペクションとは、一般的に、中古住宅の売買契約前に行う不動産調査のことです。
建築士や民間資格を有するインスペクターが、住宅の劣化や欠陥を調べ、修理にかかる時間や費用に関するアドバイスを行います。

また、一般的に、売主がインスペクションの依頼を行います。
インスペクションをせずに欠陥に気付かないままだと、売るときにトラブルに発展する可能性があるためです。
また、欠陥が見つかっても対応できるため、この段階はとばさないようにすることが大切です。

一方で買主がインスペクションを依頼することもあります。
この場合、アドバイスをもらうことができます。
気になることや心配なこと、疑問があればここで聞いておきましょう。

検査される項目は、構造上重要な部分と、雨水の浸入を防止する部分に分けられます。
構造上主要な部分で、検査されることの多い部分は以下の通りです。
・基礎
・壁
・梁
・床
・土台

また、雨水の浸入を防止する部分で、検査されることの多い部分は、以下の通りです。
・屋根
・壁
・開口部
・天井

ただし、これら検査部分は業者にとって異なることもあるため注意しましょう。
また、より精度の高い調査を行うためには、オプション費用がかかることを覚えておきましょう。

 

□インスペクションのメリットやデメリットを紹介します!

 

*4つのメリット

1つ目は、アドバイスをもらえることです。
また、アドバイスをくれるのが第三者であることもポイントです。
客観的な意見をもらえるでしょう。

また、インスペクターは建築士や資格を有する専門家です。
費用はかかりますが、プロの意見を聞ける貴重な機会です。
積極的に利用しましょう。

2つ目は、欠陥住宅の購入を防げることです。
インスペクションの際に、壁を壊したりすることはせず、それなしで建物の調査を行います。
このときに破損や修理が必要な場所があらかじめ分かっていれば、欠陥住宅の購入を防げるでしょう。

3つ目は、トラブルを防げることです。
欠陥があることを住んでから分かったとすれば、トラブルに発展するでしょう。
欠陥に関してあらかじめ話し合えるため、購入しなかったり、修理したりといった選択肢を取れるようになります。

4つ目は、リフォーム計画が立てやすいことです。
最初に欠陥が分かっていれば、修理計画を立てやすくなります。
期間的にも猶予ができますし、計画立てて修理に取り組めます。
これは、後から修繕すべき場所が発覚した場合にはできないことであり、インスペクションの必要性が分かります。

 

*2つのデメリット

1つ目は、インスペクションをしているうちに他人に購入される可能性があることです。
インスペクションにかかるのは数週間です。
その間に他人に買われてしまう可能性は否定できません。
また、人気物件を有するオーナーの中には、すぐ売れることを見越し、インスペクションに否定的な人もいます。

2つ目は、費用負担に関することです。
費用は、売主負担か買主負担か決まっていません。
たとえば、自分が買主で費用を負担とします。
そこで欠陥が見つかり購入が見送られる場合、費用が無駄になってしまいます。

 

□インスペクションの義務化について解説します!

2018年4月から、「中古住宅」のインスペクションが義務化されました。
これは「宅地建物取引業法」の改正に基づきます。

インスペクションの利用者はそれ以前から年々増加していました。
しかし中古住宅の場合これは義務であり、2018年以降はさらに利用者が増えました。

この改正の目的は、中古住宅の取引量を増やすことです。
そのためには「取引の透明性」が必要であるため、インスペクションが義務化されたのです。

ただし、義務化されたのは以下の点です。
・ホームインスペクションの説明
・既に行っていた場合の調査報告
・書面上における、売主と買主の双方の確認

つまり、インスペクション自体が義務付けられたわけではないのです。
ただし、中古住宅の売買をしようと考えている方は、できるだけインスペクションを依頼した方が無難です。

 

□まとめ

ホームインスペクションは、安心して中古住宅の売買をするためにとても重要です。
しっかり行うことで、後のトラブルを防ぐことにもつながります。
費用と時間はかかりますが、後々の手間にならないように、確実に済ませておきましょう。
今回の記事が、中古住宅の売買をご検討されている方の参考になれば幸いです。

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