「中古住宅を購入したいけれど、前の所有者が飼っていたペットの臭いが気になる」
「ペットの臭いを消す方法はないのかな」
このようにお悩みの方も多くいらっしゃると思います。
そこで今回は、中古住宅の購入を検討されている方にペットの臭いを消す方法について解説します。
ぜひ参考にしてみてください。

 

□中古住宅のペットの臭いを消す方法をご紹介！

ここでは、中古住宅のペットの臭いを消す方法についてご紹介します。

前の所有者がペットを飼っていた中古住宅の場合、ペット臭は少し残っていますよね。
この場合、壁紙を貼り替えるなどすれば、ある程度は消せます。

前の所有者が犬や猫を飼っていた場合は、尿の臭いが床に染みついている可能性もあるので、床材も併せて新調することをおすすめします。
一般的に、壁紙を貼り替えるリフォーム費用は、6帖のお部屋の場合5万円程度、床材を新調するリフォーム費用の目安は8万円程度です。
畳をフローリングに変える場合は、追加で5万円程度の費用が必要になるのでご注意ください。

また、ペットの臭いは窓やドアなどにも染みついているため、除菌効果や消臭効果がある住居用洗剤などで丁寧に掃除しつつ、臭いを拭き取ることをおすすめします。
ふすまなどの紙を使われている建具の場合は、貼り替えると良いでしょう。
障子やふすまの貼り替えは難しそうですが、思いのほか簡単で、DIYで貼り替えれば材料費の数千円だけで済みます。

ただし、ペットの臭いを消せても動物アレルギーの方はアレルギー症状が出る可能性があります。
猫アレルギーなどの症状がある場合は、前所有者がペットを飼っていた中古住宅の購入は避けた方が良いでしょう。

以上が、中古住宅のペットの臭いを消す方法についてでした。

 

□臭いが軽微な場合と強力な場合のそれぞれの消臭法をご紹介！

ここからは、臭いが軽微な場合と強力な場合のそれぞれの消臭法をご紹介します。

臭いが軽微な場合は、消臭・脱臭にはしっかりとした対応が必要です。
ただ臭いをマスキングするような消臭剤を使用しても、時間が経つにつれてマスキングがとれてしまいますので根本的な解決が必要となります。

その場合は、オゾン発生器を使って大量のオゾンを発生させ、燻蒸しましょう。
オゾンは食品の消毒や飲料水にも使われるほど安全ですのでご安心ください。
オゾンを使用することで、ある程度の臭いであれば臭いは綺麗に消え、強力な除菌効果も期待できます。
しかし、オゾンはもともと空気中に含まれているものなので、時間が経つとともにオゾンも消えてしまうので注意が必要です。

臭いが強力な場合は、2つの方法があります。

1つ目は、化学反応型消臭剤の噴霧です。
オゾンの前処理段階として、化学反応型の消臭剤を噴霧します。
ミスト状にして噴霧します。
この処理の後に先ほどご紹介したオゾン燻蒸を行うことで、ミスト化した水分の影響でオゾンの反応がオゾン水になります。

2つ目は、クロスの張り替えと無光触媒オキシアップのコーティングです。
クロスの中にしっかり臭いが染み込んでしまっている場合は、クロスを交換することも選択肢として挙げられます。

それでも気になるようでしたら無光触媒のオキシアップをコーティングします。
特許取得済みの製品で消臭・抗菌効果が高く、信頼の置けるものをオキシアップといいますが、その分高価なので注意しましょう。

ここまでが、臭いが軽微な場合と強力な場合のそれぞれの消臭法でした。

ペット臭を消す場合の他に、喫煙室を普通の倉庫に戻す場合や、特殊清掃をする必要がある場合以外はそこまで行う必要はないでしょう。
ご自身で中古物件を購入される場合は、ここまでご紹介した作業が必要になる場合もあるかもしれないと軽く念頭に置いておくことをおすすめします。

 

□見学時にはペットの臭いに気づかないこともあります！

ここまでは、臭いが軽微な場合と強力な場合のそれぞれの消臭法をご紹介しました。
消臭法についてご理解いただけたのではないでしょうか。

中古住宅をお求めの方の中で、できるだけ動物の臭いがしない物件をお求めの方もおられるでしょう。
基本的に、中古物件を購入する際は見学をするので、「見学の際にペット臭に気づくのでは」と思われるかもしれません。

しかし、強烈にペット臭がする場合でなければ、気づかないことも多々あります。
窓を開けている場合は特に気づかないでしょう。

臭いが強烈な場合は、販売業者や不動産屋、前オーナーが何かしらの対処をしている可能性があるので確認してみると良いでしょう。

 

□まとめ

今回は、中古住宅の購入を検討されている方に向けてペットの臭いを消す方法を解説しました。
中古住宅の購入をお考えの方でペットの臭いが気になる方は、この記事を参考にしてみてください。
当社は、お客様のご要望に合わせた住宅を提供いたしますので、何かご質問や疑問等ございましたらお気軽にお問い合わせください。