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空き家問題を解決する方法とは?その対策についてご紹介します!

空き家問題を解決する方法とは?その対策についてご紹介します!

2021/05/02

日本では現在、空き家が大きな問題となっています。
そこでこの記事では、空き家の原因と政府が行っている対策、そして個人が行える対策をご紹介します。
空き家がなぜ問題か、自分にできることはないか、これを機にぜひ関心を持っていただけると幸いです。

 

□空き家問題とその原因について

そもそも、空き家はなぜ問題視されているのでしょうか。
その理由は大きく2つあります。
1つは周辺環境への悪影響、もう1つは防犯の観点での懸念です。

空き家は誰も住んでいないため、誰にも管理されていない場合がほとんどです。
そのため荒れ果てて雑草は伸び放題だったり、建物は崩落していたりする場合があります。
そのような建物は景観を失うだけでなく、衛生状態の悪さから悪臭や害虫が発生するかもしれません。
また空き家は周囲の目を遮るのに格好の場所であるため、放火や不法占拠をはじめ、さまざまな犯罪の可能性が高まります。

空き家はここ数十年で増加し続けており、2019年の空き家率は13.6パーセント、すなわち10軒に1軒以上が空き家になっています。
では、なぜ空き家がここまで増え続けているのでしょうか。

主な理由は、空き家をそのまま放置してしまうことです。
その物件の所有者が亡くなったり、老人ホームに入ったりなど、どの物件もいつかは家を空けるときが来ます。
そのため、一時的に空き家が生まれること自体は仕方ありません。

しかし持ち主の死後、その家を相続した人が一切の手続きを行わずに放置し続けるケースが多いため、空き家が増え続けてしまうのです。
空き家を放置する理由としては、相続した家が遠すぎることや思い出が詰まっているということ以外にも、物置など今後何らかの機会に使用するなど理由づけて放置されていることが多いです。

 

□政府が行っている空き家対策とは

ご紹介したように空き家は迷惑なだけでなく、時として周辺住民を危険に晒します。
火災や犯罪がその例です。
そこで政府は、空き家対策特別措置法という法律を2015年に施行しました。
これは、危険な空き家の撤去や修繕を自治体が命令できるというものです。

中でも特定空き家の持ち主に対して、修繕や撤去の命令ができるとしています。
特定空き家とは、放置していると倒壊の危険性や衛生上有害となる可能性のある状態、適切な管理がなされておらず景観を損なっている状態や周辺の生活環境保全にあたって不適切な状態であるとされる空き家のことです。
従わなかった場合は行政が強制的に撤去、そしてその費用を持ち主に請求できます。

また所有している土地に建物が建っている場合は固定資産税が6分の1に減額されるため、税金対策として空き家をそのままにしている人が多くいました。
しかし特定空き家に指定されると、この特例を受けられなくなったのです。
つまりこれまでは空き家を放置していることが節税になっていましたが、これからは多少のお金をかけてでも空き家を撤去してしまわなければ損するような仕組みとなっていることお分かりいただけるでしょう。

 

□不動産売却について

個人でできる空き家対策の1つが、不動産売却です。
空き家は放置し続けている限り税金がかかりますが、売却してしまうと税金がかからなくなるどころか、売却金が儲けになることもあります。
持ち主にとっても、また空き家がある地域にとっても良い影響が期待できるため、空き家は売却することが望ましいと言えるでしょう。

ここからは空き家の売却手順をご紹介します。
まずは、売却を仲介してくれる不動産業者を探しましょう。
必ずしも大手の不動産業者が信頼できるというわけではなく、空き家の売却を得意としていたり、地域密着型だったりと売却の目的に合わせた業者を選ぶことが大切です。
業者によって提示する査定価格は異なりますが、査定価格と実際の買取価格はイコールではないため、業者選びは査定価格の高さだけで行わないよう注意が必要ですね。

従業員の対応や査定価格に納得できる不動産会社が決定したら、媒介契約を結びます。
契約には一般媒介契約と専属契約がありますが、専属契約を結んだ場合はしばらくの間、他の不動産会社と契約を結べなくなるため注意が必要です。
専売契約でも、すぐに売却が完了すれば問題ありませんが、なかなか買い手が見つからないため仲介業者を変更したいと思ったときにそれが不可能になるかもしれません。

買い手が見つかると、売却価格を決定します。
状態にもよりますが、空き家を売るには通常の不動産売却と同程度の売却価格は期待できません。
売れなければ意味がないため、ある程度の妥協は必要だということを覚えておきましょう。
価格が決定し、引き渡し時期や入金などについて売主と買主両者が納得すると最終的な引き渡しが行われます。

 

□まとめ

今回は、空き家問題とその対策についてご紹介しました。
空き家は持ち主にとって問題がなくとも、空き家の周辺に住んでいる人たちに迷惑をかけることがあります。
トラブルに発展してしまう前に、不動産売却を検討なさってはいかがですか。
姫路市で不動産の売却をお考えの方は、ぜひ当社にご相談いただけると幸いです。

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