空き家は中古で古いというイメージから、害虫による被害を想像される方も多いです。

新築であっても害虫は侵入してくるので、築年数は実際のところあまり関係ありませんが、何にせよ虫の侵入は避けたいですよね。

そこで今回は害虫の代表ともいえるゴキブリに焦点を当てて、対策方法について紹介します。

 

□侵入されにくい家を選ぶポイントとは？

見た目が不快なゴキブリを、家の中で発見したときは絶望ですよね。

彼らは3ミリの幅があれば侵入ができてしまいます。

家を完全な密閉空間にすることは難しいので、わずかなすき間から侵入されてしまうでしょう。

それでも以下のポイントを抑えることで少しは発生確率を下げることができます。

そのポイントとは3つあるので順に紹介していきます。

＊階数や築年数

ゴキブリが飛行しているところを見た人は少ないのではないでしょうか。

実はゴキブリは下から上への飛行能力が高くありません。

そのため、階数が上であればあるほど侵入のリスクを減らすことができます。

しかし、外壁を登ったり、エレベーターに紛れ込んだりすることはあるので階数が上だからといってリスクがゼロになることはありません。

上で築年数はあまり関係がないと述べましたが、相当な築年数が経っており建物が老朽化してひび割れだったり、窓・網戸が古くなってすき間が開いていたりする場合は、当然侵入されやすくなります。

その点で築年数は1つの目安となるでしょう。

＊物件の立地

一階部分が飲食店やコンビニになっている建物は要注意です。

豊富なエサがあり、湿気のある場所はゴキブリにとって格好の住処です。

店舗内がいくら清潔であっても、ゴミ箱に寄ってきてしまうので通常の物件と比べると侵入リスクも高くなるでしょう。

また、土や枯れ葉もゴキブリの住処なので、近くに公園や自然がある場合は注意しましょう。

＊周囲の状況や条件

管理が行き届いていないところではゴミを集めるところにゴミが散乱してしまいます。

そうなるとやはりゴキブリも集まってしまいます。

家周辺の管理が行き届いているのかを見極めましょう。

 

また、両隣の家が空き家になっていないか、マンションの場合は隣の部屋が空き部屋になっていないかも重要な指標になります。

人間がいない環境だと繁殖しやすくなってしまうからです。

両隣が空き家、空き部屋でないことを確認したうえで、風通しがよく湿気のこもらない物件を選ぶと良いでしょう。

 

□入居後にすぐ行うべきこと

ゴキブリが発生しにくい条件で物件を選んだ上で更なる対策をしましょう。

入居直後は荷物がなく、対策をするのに絶好のチャンスです。

では具体的にどんなことをすれば良いのか3つのステップに分けて紹介します。

 

まずは燻煙タイプの駆除剤を使用します。

前の住人の退去後にハウスクリーニングが行われていますが、目の付きにくい場所はゴキブリの卵が残っている可能性があります。

また、退去してから入居までの期間、だれもいないわけですからゴキブリが繁殖している可能性もあります。

そのような入居前に住み着いているゴキブリを、荷物を運びこむ前に駆除剤で駆除しちゃいましょう。

 

完璧な駆除を目指すのであれば、入居してから数週間後にもう一度燻煙タイプの駆除剤を使うと良いでしょう。

旧居からの荷物に卵がついている可能性があるからです。

 

次に侵入口をふさいでいきます。

排水ホースやエアコンのホースが通っている穴のすき間、キッチンシンクの下のすき間を防水パテやテープでふさぎましょう。

3ミリの幅で侵入してくるので徹底的にすき間を防ぐことが重要です。

 

風を通すための通気口もゴキブリにとっては入り口のようなものです。

ここをふさいでしまっては空気の流れができないので、外側からフィルターを貼ると良いでしょう。

 

最後のステップとして独のエサを配置します。

水気のあるところや、冷蔵庫のようななかなか動かせない家電の後ろにおいておくと完璧です。

効果が切れたらわかるように、設置前に交換する日付を書いたテープを貼っておくと良いでしょう。

 

□どうしても気になる場合は

発生しにくい物件を選び、更に家の中も対策ばっちり。

そうまでしても侵入してきてしまったときは業者の力を頼りましょう。

プロはその深い専門知識と経験から、侵入経路を漏れなく見つけ出し、確実に家の中のゴキブリを完全排除してくれます。

また、駆除方法も複数手持っており、薬剤を使った駆除の場合であれば、駆除に入ったその日のうちにゴキブリを根絶やしにすることすら可能なのです。

 

業者を選ぶ際には、「ビフォーアフターを数値化し効果を明確に教えてくれる」「最低6ヶ月間の駆除保証がある」ところを選ぶと良いでしょう。

 

ゴキブリがいるかもしれない空間で過ごすのはストレスですよね。

業者の人を頼ったらそんな不安から脱却できるかもしれません。

どうしても気になる人はプロに頼ってみましょう。

 

□まとめ

今回は害虫の代表であるゴキブリの対策について紹介しました。

絶対に家の中で遭遇したくないという方は、物件を選ぶ際や引っ越しをする際に今回紹介した内容を参考にしてみてください。