憧れのマイホームが欲しい！
そのように思っている方の中には、新築かそれとも空き家を購入するかで迷っている方もいるかもしれません。
今回空き家を購入するメリットとデメリットを紹介するので、この記事を参考にしてみてはいかがでしょうか。

 

□空き家を購入するメリットとは

新築と比べた際に挙げられる空き家ならではのメリットを4つ紹介していきたいと思います。

1つ目は値段が節約できるという点です。
同じような間取りや広さの物件を新築と空き家で比べた場合、空き家は新築の半分、またはそれ以下の価格で購入できるでしょう。
日本には新築志向が強く、内装や外装がほとんど変わらなくても、新築か否かで物件の価格が大きく左右されます。
築年数が経過しているほど価格は安くなるので、建物の耐久性と価格のバランスを考えて購入することが空き家を購入するコツと言えるでしょう。

2つ目は実物を確認できるという点です。
新築を購入する際はまだ家が建っていないので、間取り図のような資料から想像するしかありません。
住宅展示場や資料である程度イメージできますが、実際に建ってみるとイメージと異なるという問題が発生してしまうこともあります。

空き家の場合は既に家が建っているので内装や外装だけでなく、部屋の雰囲気や風通し、日当たりなど想像が難しい部分も確認できます。
人が住んでいる状態で部屋の中を見せてもらえることもあるので、生活感を感じることができ、より具体的に暮らしているときのイメージが湧くのではないでしょうか。

3つ目は生活環境がわかるという点です。
静かな環境なのか、近所に公園があり子供の声が聞こえて賑やかだったり、倉庫へ出入りする大型車が多くて環境音が大きいのかであったりを事前に把握できます。
昼と夜、平日と休日でがらりと雰囲気が変わるエリアは少なくありません。
交通量も変化することが多いので家族の生活時間を考え、何度か訪れて生活環境を確認することをおすすめします。

4つ目は恵まれた立地条件が多いという点です。
利便性のよい場所は既に住宅地となっていることが多いので、新規で開拓している土地は駅やスーパーから離れているなど不便なことが多いです。
その点、空き家は新規開拓中のエリアと比べると成熟しているため、暮らしやすいというメリットがあると言えるでしょう。
空き家の購入を検討する際に、買い物はしやすいか病院はあるのかなど、生活シーンを思い描きながら環境をチェックすることも行うと良いでしょう。

 

□空き家を購入するデメリットとは

メリットをたくさん紹介してきましたが、もちろんメリットばかりではありません。
デメリットもあるので3つ紹介します。

1つ目はやはり古いという点です。
当然ですが築年数が経過しているほど、それだけ家も傷んでいます。
特に水回りや設備は劣化が如実に表れるので、リフォームが必要になる可能性が高いことを把握しておきましょう。

住宅を購入する際は新築より費用は掛かりません。
しかし、莫大なリフォーム費用が掛かってしまうと、新築で購入するよりも総コストが高くなってしまったというケースもあるので注意が必要です。

2つ目は購入後のトラブルが発生するかもしれないという点です。
先ほども述べましたが、古いので温水便座や給湯器などが故障してしまう可能性が高いです。
設備トラブルを防ぐためには、引き渡しの時に売り主が作成した「付帯設備表」と照らし合わせながら、買い主自身で入居直後に実際に設備が使えるかどうかを確認しておきましょう。
空き家を購入した後で設備の故障が判明したときには、まずは仲介の不動産会社に連絡するなどしてトラブルの解決を目指す必要があります。

3つ目は築年数によっては、住宅ローン控除を受けられない可能性があるという点です。
住宅ローン控除とは、住宅ローンを利用して住宅を購入した際に一定の条件を満たせば所得税の還付が受けられる仕組みです。
空き家の場合はマンションの場合築25年以内、木造一戸建ての場合は築20年以内という条件があるので、この年数を経過していると住宅ローン控除を受けられません。
住宅ローン控除を受けたいという方は、築年数に注意して物件探しをしましょう。

 

□安心R住宅で空き家のデメリットを解消

空き家のデメリットを見て、不安になった方もいるかもしれません。
そんな方に紹介したいのが安心R住宅という制度です。

安心R住宅とは、耐震性がありインスペクション（建物状況調査等）が行われた住宅であって、リフォーム等について情報提供が行われる既存住宅に対し、国の関与のもとで事業者団体が標章を付与する仕組みです。
「不安」「汚い」「わからない」といった従来の空き家に対するマイナスイメージを払拭し、既存住宅の流通を促進するために創設され、平成30年4月からその標章利用が開始されました。
標章をもつ空き家は耐久性があったり、建築時の情報や維持保全の状況に係る情報など目に見えにくい情報も数多く提示されたりするので、その名の通り安心で安全な住宅です。
空き家を購入したいけど、不安があるという方は是非安心R住宅の購入を検討してみてはいかがでしょうか。

 

□まとめ

空き家を購入するメリットとデメリット、またそのデメリットを解消する制度として安心R住宅というものがあることを紹介しました。
兵庫県西部で安心R住宅の中古販売をしているのは当社だけなので、この地域で住むことを考えている方は是非当社までご連絡ください。