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空き家は雨漏りが心配!責任の所在はどこに?

空き家は雨漏りが心配!責任の所在はどこに?

2021/01/11

空き家は新築と違い中古なので既に一定の期間使用されていた物件です。
築5年程度の新築に近いものもあれば、築20年以上のかなり古いものもあります。
築年数が経っていればいるほどダメージを受けているので、雨漏りをする可能性が高くなるでしょう。
今回は雨漏りについて解説します。

 

□雨漏りがしてしまう原因とは?

家の中にいるのに雨が入り込んでくるのはとても不快ですよね。
一体どうして雨漏りしてしまうのでしょうか。
屋根、外壁、窓の3つの原因があります。
それぞれ順に見ていきましょう。

屋根からの雨漏りは主に屋根材の破損が原因です。
屋根からの雨漏りを防ぐためには屋根材を新しく交換する必要があり、費用は約5~15万円程度かかります。
3階建ての場合は、職人がはしごで屋根の上に乗ることが困難になるため、足場の設置が必要になり別途料金がかかってしまうでしょう。
マンションの屋上などに住んでいて天井から雨漏りした場合は、屋上の修理費用をマンションの管理組合が出してくれます。

雨漏りと聞くと雨が直接当たる天井からと考えがちですが、実は外壁に問題があることも多いです。
外壁からの雨漏りは亀裂が原因です。
台風や風が強い時に雨漏りしてしまうでしょう。
この場合、外壁の亀裂を防ぐなどの修繕が必要になり、費用としては5万円程度がかかるでしょう。

ただし木造建築の空き家で外壁から雨漏りしてしまっている場合、壁内の建材が腐食してしまっている可能性があります。
そうなってしまっていては、壁を除去しつつダメになってしまった建材を交換する必要があります。
そのため、総費用として15~30万円程度必要になってしまうかもしれないということを頭に入れておきましょう。

窓からも雨漏りすることをご存知ですか。
窓は壁に埋め込まれていますが、窓枠と壁の間にはコーキング材という粘着性ある充填剤があり、それによりすき間を埋めて雨風の浸入を防いでくれています。
しかしそのコーキング材にも寿命があり、10年程度で古くなりひび割れしたりすき間ができたりします。

そうなると雨風が浸入してしまうことになるのです。
コーキング材を交換する費用として3~5万円の費用がかかってくるでしょう。

 

□雨漏りが発生したときは誰の責任?

空き家を購入してから雨漏りがすることが判明した場合、これは元の所有者である売主か、今所有している売主か、どちらの責任になるのかトラブルになるというケースが多いです。
これは契約書の中の瑕疵担保責任という言葉がキーワードとなるので、今回この瑕疵担保責任について見ていきましょう。

瑕疵担保責任とは、簡潔に言うのであれば買った空き家が雨漏りするなどの欠陥があった際に売主が負う責任のことです。
瑕疵保険責任の21条を一部抜粋すると、「買主は、売主が標記(L)において瑕疵保険責任を負担する場合は、本物件に隠れた瑕疵があり、この契約を締結した目的が達せられない場合は契約の解除を、その他の場合は損害賠償の請求を、売主に対してすることができる」とあります。
この1文を見ても良く分かりませんよね。
ここで重要なのは「隠れた瑕疵」なのです。

瑕疵とは、その不動産の一般的な性能や品質を満たしていないことを指します。
隠れた瑕疵とは、売買契約時に買主がその存在を知らなかったということです。
知らなかったと言っても、確認ミスや不注意で知らなかった場合は認められないので注意しましょう。

つまり、売主が買主に対して瑕疵があることを意図的に隠していて、それが後から判明した場合には、責任の所在は売主という事になります。
契約書とは別で渡される重要事項説明書に、どのような不備があるかが記されていることが多いので確認するようにしましょう。
ここに不備が記載されているのに、確認をしなかったがゆえに雨漏りが起きてしまったという場合は買主の責任になります。

 

□安心R住宅なら雨漏りの心配はいらない!

最後に安心R住宅という制度があることを紹介します。
安心R住宅とは、耐震性がありインスペクション(建物状況調査等)が行われた住宅であって、リフォーム等について情報提供が行われる既存住宅に対し、国の関与のもとで事業者団体が標章を付与する仕組みです。
「不安」「汚い」「わからない」といった従来のいわゆる「中古住宅」のマイナスイメージを払拭し、既存住宅の流通を促進するために創設され、平成30年4月からその標章利用が開始されました。

安心R住宅に認定されるためには「耐震の基準に適合している」「調査によって不具合や雨漏りが認められない」「基準に合致したリフォームを実施していること」などの条件があるので、中古である空き家に対して不安がある人は是非安心R住宅の購入を検討してみてはいかがでしょうか。

 

□まとめ

今回は雨漏りがしてしまう原因と責任の所在について、また安心R住宅であれば雨漏りの心配は無いということを紹介しました。
安心R住宅であれば安心して購入できますよね。
兵庫県西部で安心R住宅を扱っている業者は当社だけなので、もし空き家の購入を検討中で安心R住宅に興味があるという方は当社までご連絡ください。

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