空き家の購入方法とは？注意するべきこともご紹介！

2020/06/18

空き家を購入することは、新築の物件を購入するよりも費用が安く済みます。
しかし、以前までは人が住んでいたということもあり、安全面を気にされる方も多いのではないでしょうか。
どのように購入すれば良いのか分からない方もいらっしゃるでしょう。
今回は、空き家の購入方法や注意点をご紹介します。

□空き家のおすすめの購入方法とは

新築よりも安く物件を購入できるので、費用を安く抑えたい方は空き家の購入をおすすめします。
購入にあたって、おすすめの方法を2つご紹介します。

1つ目は、頭金をためておくことです。
空き家は田舎だけでなく、都市部にも存在するので、安いと言っても数千万円する物件もあるでしょう。
物件を購入する際に、金融機関で住宅ローンを組む方が多いと思いますが、なるべく頭金は貯めた上で、ローンを組むことをおすすめします。
金利が安くなるだけでなく、月々の返済も変わってくるので、頭金があると返済が楽になるでしょう。

2つ目は、ファイナンシャルプランナーに相談することです。
ファイナンシャルプランナーは、保険の相談だけでなく、ローンの支払に関する相談できます。
将来何かが起きて、収入が減ってしまうことも考えられるので、不測の事態を想定して相談するようにしましょう。
ローンの返済ができなくて、せっかく購入した住宅を手放さなくなってしまう可能性があります。

ファイナンシャルプランナーは、家族の人数や様々な事態を想定してローンの金額を計算してくれるので、安心です。
相談しておくと、ローンの金額だけでなく、月々どのくらい貯金すれば良いのかもわかるので、非常に助かると思います。
安心した返済をしたい方は、ファイナンシャルプランナーに相談するようにしましょう。

□空き家を購入するメリットとデメリットとは

新築ではなく空き家を購入するにはどのようなメリットがあるのでしょうか。

＊メリット

大きなメリットとして、3つ挙げられます。

1つ目は、何よりも安く購入できることです。
新築の購入では、耐用年数や売主の住宅ローンの残額の関係から、値引き交渉することが難しいです。
しかし空き家の場合は、売主が売却したと思っている場合が多いので、大幅な値引き交渉が成功する可能性が高いでしょう。
費用を安く抑えたい方には、空き家の購入がおすすめです。

2つ目は、助成金が出る可能性があることです。
空き家問題が深刻化しているので、地域の自治体が空き家の購入に対して助成金を出すことがあります。
助成金を受け取りながらリフォームをすれば、費用を安く抑えられるかもしれません。
自治体によっては、助成金が出ない可能性があるので、あらかじめ調べておくようにしましょう。

3つ目は、購入後のイメージがしやすいことです。
空き家はすでに建築されているものなので、1から住宅を建てる場合よりはイメージがしやすいと思います。
日当たりや道路と接する部分などは建ててからでないと分からないので、あらかじめ確認できるのは嬉しいですね。
購入後のイメージをしっかりと持って購入したい方にはおすすめです。

＊デメリット

大きなデメリットとして、2つ挙げられます。

1つ目は、リフォームに費用がかかることです。
新築と違って、空き家は購入後に修繕工事やリフォームをする必要があります。
長期間誰も住んでいなかった物件などは、劣化が進んでいる可能性があるので注意しましょう。
先ほどご紹介したように、助成金をうまく活用すれば、安く抑えられる可能性があります。

2つ目は、相場が分かりづらいことです。
新築物件を探す場合は、比べられるものが多数あるので相場を把握しやすいですが、空き家の場合は相場を把握しづらいです。
取引の事例が少ないので、相場が分かりづらいというデメリットがあります。
インターネットの普及で、ネットで取引事例を見られるので、購入前には必ず確認するようにしましょう。

□注意点とは

注意するべきポイントとして、主に2つ挙げられます。

1つ目は、物件の購入が直接購入であることです。
新築住宅の購入では、不動産が仲介役として取引をしてくれますが、空き家の場合は、売主との直接交渉になります。
仲介役がいないので、個人間でのトラブルが発生してしまう可能性があるでしょう。
スムーズな購入のために、事前の準備をしっかりしておいてください。

2つ目は、すぐに住めるわけではないことです。
空き家は購入後にリフォームが必要になる場合が多いので、すぐに住めません。
内見の際に劣化がどのくらい進んでいるのか確認し、大まかにリフォームの期間を把握しておくようにしましょう。
購入後、すぐに移住したいという方には、空き家の購入はあまりおすすめできません。