姫路市で空き家の売却をお考えの方はいらっしゃいませんか。
空き家を売却する方法は1つではなく、ケースに応じてどの売り方が最適か判断する必要があるでしょう。
ひとつの方法にこだわらず、いくつかのオプションを比較して検討したうえで選ぶのが良いと思います。
そこで今回は、空き家を売却するための方法を解説します。

 

□空き家をそのままの状態で売る方法を解説

まず1つ目の方法は、建物を取り壊しせずにそのままの状態で売る方法です。
これは中古戸建や古家付土地と呼ばれます。
この売り方のメリットは、手間がかからないことだと言えるでしょう。

家を解体する場合には、解体のために費用が掛かってきます。
しかし、そのままの状態で売れば、そのような費用を払う必要はありません。
また買った方も、その家をそのまま中古物件として使うのであれば、購入後すぐに住み始められるため、両者にとってプラスであると言えるでしょう。

しかし、その建物が耐震性などの観点で安全基準を満たさないなどの条件がある場合、建物の資産価値は低下してしまい、買い手がなかなか見つからないという事態も考えられます。
そのため、耐震性能に不安がある場合などは、あらかじめリフォーム工事をしておくなど対策をする必要があるでしょう。

また、家族との思い出が詰まった家ですので、それを手放す際は精神的に負担を感じてしまうかもしれません。
解体しないことによるメリットはありますが、その一方でデメリットも考えられるため、そのことを念頭に置いておきましょう。

 

□更地にしてから売却する方法について解説

2つ目の選択肢に、建物を取り壊してしまってから売却する方法があります。
この場合、先ほども申し上げたように、建物の取り壊しの際に費用がかかる点では売主の負担が増えることになります。
しかしこの方法の場合、その物件を購入する側にメリットが考えられるでしょう。

解体が完了しているので、物件の購入者は解体費用を払わなくていいのに加えて、土地を取得した後すぐに家を建てられます。
そのため、すでに新築の検討を考えている方にとっては都合が良い物件となるでしょう。
解体せずにそのまま売る場合に比べて、買主が見つかりやすいというメリットがあると言えます。

その一方で、土地を更地にするのにかかるお金は安くはありません。
家の建築方法など条件によって変わってきますが、相場で100万円以上かかることもあるようです。
さらに、土地は家が建っていない状態だとそこにかかる税金が高くなってしまいます。

通常、建物が建っている場合はその土地にかかる固定資産税は最大で6分の１にまで減額されますが、一度更地にしてしまうと減額が適用されないので、コスト面で負担が増えることになるでしょう。
売までかかる期間が長くなると、その分負担も増えてしまうので注意しなければなりません。

また、もうひとつ注意しないといけないのは、一度建物を解体すると再び立て直せない決まりになっている土地があるということです。
そのような再建築不可物件が中にはあるということにも留意しておく必要があるでしょう。

 

□不動産会社に買い取ってもらう方法について解説

土地を手放す際は、不動産会社に頼んで買取をしてもらうというのが一般的な方法でしょう。
不動産会社を通しての売却には空き家を取り壊して土地だけにしてから売る方法と、建物をそのままの状態で残して売る方法があります。

家が新しく耐震性能などに問題がない場合は、そのままの状態でも高く売れますし、一定の需要はあります。
しかし、家が古い場合や耐久性が良くない物件は、買い手が見つからずに売却できないというケースも考えられるでしょう。

また、空き家を売却する際には不動産選びも重要になってきます。
知名度の高い大手の不動産会社から、地域に根付いた小規模なものまでありますが、いずれにせよその会社の強みを重視するべきでしょう。

同じ不動産会社でも、マンションの買取に強いところや、仲介に強いところなど、それぞれが異なる強みを持っていると思います。
今回は空き家の売却なので、もちろん空き家の売却を強みにしている不動産会社を選ぶのが最適な選択でしょう。

空き家に特化した会社なら、素早く買取主を探してくれるかもしれませんし、相場より高く
売れる場合もあるかもしれません。
一方で空き家の売買をあまり扱っていないところでは、受付や仲介まではしてくれたとしても、契約に結び付くまでになかなか至らないケースもあるでしょう。

このように、なるべく空き家の扱いに慣れているところを選んでおくのが安心でしょう。
空き屋を保有している場合、その資産価値は時間の経過とともに下がってしまいます。
そのため、売却を検討されている方はなるべく早めに手続きなどを進めることをおすすめします。

 

□まとめ

今回は、空き家を売却するための方法とそれぞれの特徴について解説しました。
建物を解体せずに残しておく場合は、その建物の不動産としての価値を意識しておくのが良いでしょう。
また、不動産会社選びも大切ですので、各々の強みとしている領域を確認して慎重に行いましょう。