姫路市在住の方へ!意外と知らない空き家の維持費をご紹介!
2020/02/25
「空き家を所有しているが、維持費が高いと聞いて不安に思っている。」
「空き家の維持費ってどれくらいするの?」
そんなお悩みや疑問を持つ方もいらっしゃるのではないでしょうか?
空き家は所有しているだけでも、かなりの維持費がかかると言われています。
しかし、その維持費の内訳を知っている方は少ないはずです。
そこで今回は、空き家の維持費について紹介します!
□空き家の維持費
*固定資産税
不動産を所有している場合、固定資産税を払わなければいけません。
固定資産税とは市町村が不動産の所有者に課す税金のことで、不動産の固定資産税評価額の一定の税率を掛けて算出されます。
そのため、評価額が高ければ、その分支払う税金も高くなります。
税率は一般的には1.4%であるものの、自治体によって違うため、事前に確認が必要です。
例えば、評価額が1000万円だった場合は固定資産税が14万円かかります。
14万円と言われるとかなりの額ですよね。
また、住宅用の土地で土地面責が200平方メートル以下の場合は、評価額が6分の1になる優遇措置があります。
そのため、評価額が先ほどと同じ1000万円でも、2万3千円程度の支払いで済みます。
*都市計画税
都市計画性は、都市計画法による市街化区域の不動産のみが課税対象となる税金です。
そのため、空き家の所在地が市街化区域外の場合は支払う必要がありません。
課税対象であるかどうかは、空き家がご所在している自治体に問い合わせればすぐにわかります。
一般的には固定資産評価税の0.3%の支払いが求められます。
そのため、評価額が1000万円の場合は3万円の支払いが必要です。
また、土地面責が200平方メートル以下の場合は、評価額が3分の1になる優遇措置があります。
固定資産税とは税率が少し違うため、注意が必要です。
*火災保険
火災保険は空き家であっても加入が必要です。
しかし、保険の契約内容や契約期間、築年数などによって保険料は変わります。
その目安は、年間数万円から数十万円と言われています。
中には空き家を対象としていない保険があるため注意が必要です。
空き家を対象にした火災保険を扱っている保険会社は少なく、共済は基本的に取り扱っていません。
そのため、保険会社に住宅の状況をきちんと話した上で、火災保険を選ぶ必要があります。
また、火災保険を選ぶ際は保険の対象物の幅広さと補償金額のどちらを重視するかを決めておくことが必要です。
そうすることで、加入する火災保険を絞りやすくなります。
*光熱費
人が住んでいなくても、いつでも使えるように電気と水道の契約をそのままにしている方がいるかと思います。
その場合、それぞれの基本使用料を支払わなければいけません。
高額な支払いではないものの、積み重ねていると大きな出費になるため注意が必要です。
しかし、電気料金の契約はアンペア数を低く設定することで、基本料金を抑えられるため、数値を変更してもいいかもしれません。
*修繕費
空き家を長期間放置していると劣化が進むため、住んでいなくても定期的な修繕が必要です。
外壁のひび割れや雨漏りなどは、家の耐久性を保つためにも修繕が不可欠です。
また、修繕は専門の業者に依頼する必要があるため、1回の工事につき、かなりの費用がかかります。
修繕の種類によっては、数万円から数百万円かかります。
*その他の維持費用
その他の費用とは、庭木剪定(せんてい)や粗大ごみの処理にかかる費用のことです。
空き家に庭がある場合、庭木の剪定が必要です。
剪定とは樹木の枝を切り、形を整えたり、風通しを良くする事です。
もし長期間放置していれば木が伸びすぎてしまい、近隣とのトラブルにもなりかねません。
もちろん自分自身で剪定は可能ですが、業者に依頼する方が多いです。
その際にかかる費用は数万円から数十万円となります。
粗大ごみの処理の費用は、空き家に粗大ごみが不法投棄されている場合にかかります。
このようなケースは実際に多く起こっていて、犯人が見つからない場合は自分で処分の費用を支払わなければなりません。
□空き家対策特別措置法は知っておくべき?
空き家は解体して更地にすると、固定資産税が上がってしまいます。
それは、マイホームを取得した方への税負担の軽減措置が誰も住んでいない空き家に対しても適用されるからです。
しかし、このような行為をなくすために、空き家対策特別措置法と呼ばれる法律が施行されました。
これにより、空き家の適切な処理が所有者に求められたのです。
この法律に反して空き家を放置していると、自治体からの指導や勧告がなされます。
また、あまりにも危険な空き家に寒鴉しては強制的に解体されることもあります。
そのため、以前よりも維持するためのハードルが上がっており、個々の対応が求められます。
□まとめ
今回は、空き家の維持費について紹介しました。
このように、空き家の維持にはさまざまな費用がかかります。
もし空き家を所有されているようでしたら、今回の記事を参考にして、維持費の準備をしてみてください。
また、姫路市在住の方で、ご不明な点やお悩みがございましたら、ぜひ一度、当社まで気軽にご相談ください。
スタッフ一同、皆様からのお問い合わせをお待ちしております。
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