老朽化による建て替えやバリアフリー対応リフォームなど、新築購入のみならず、住宅関係の工事には何かとたくさんのお金がかかってしまうものです。
少しでも出費を抑えられる策があるなら使いたいところですよね。

 

そこで今回は姫路市内において、住宅建設、改築、設備設置をする際に受けることのできる住宅関係の補助金についてご紹介します。

 

･新築建設時の補助金制度

まずは、新築建設に関する補助金を紹介します。
1981年以前に建てられた住宅をイチから建て替える際、市から100万円の補助金が支給されます。
なぜ1981年以前かというと、その年に耐震基準が大幅に変更されたため、それ以前に建てられた建物は耐震性に乏しい可能性が高いからです。

 

以前の建築基準では、阪神大震災や東日本大震災クラスである震度5程度の地震には耐えられないと考えられます。
南海トラフなど、巨大地震が近いうちに発生するとの見方もあるため、お早めの対策をおすすめします。

 

･リフォーム時の補助金制度

次に、リフォームに対する補助金を紹介します。
バリアフリー化改築工事に対し33.3万円、耐震改修工事に対し30万円、要介護者のいる家庭の介護リフォームに対して80万円、身体障がい者認定を受けた方のいる家庭の改築工事に100万円が支給される可能性があります。

 

ただし、こちらに書かれている金額はあくまでも「最大」支給金額ですので、当該者の年齢や課税状況に応じて支給の有無、また支給額が大幅に変わってしまいます。
詳しくは市役所の窓口で相談し、見積もりをしましょう。

 

･省エネ設備設置工事時の補助金制度

最後に省エネ設備設置工事に対する補助です。
住宅に太陽光発電や家庭用蓄電池、エコキュートから断熱化工事までありとあらゆる省エネ設備の設置に対して、県が提携する金融機関から特別な低金利による融資を受けることが可能です。
また、エネファームに関しては国からも補助を受けられますので、詳しくは、市の環境政策課にお問い合わせください。

 

ご覧の通り、姫路市では住宅建設、改修に関して様々な補助を受けることができます。
ただし、何度も申し上げますが、支給の可否と支給額はその家庭の環境により大きく異なります。

 

また、要介護認定や障がい者認定に関しては別の機関への手続きが必要であるうえ、認定までに時間がかかる場合があります。
補助申請をされる際は、ほかの書類の提出も含め、お早めに検討、準備されることをおすすめします。