子供を育てるとなると、何かにつけてお金が掛かるものです。
食事から日用品、教育費など、挙げればキリがありません。
少しでも行政から支援をもらい、生活を楽にしたいとお考えの方もいらっしゃるのではないでしょうか。

そこで今回は、姫路市が独自に行っている児童手当制度をはじめとした子育て支援についてご紹介していきます。

 

1．児童手当

姫路市では中学生以下のお子様をお持ちの家庭に対して、児童手当という形で毎月現金を支給する制度があります。
その額はお子さんの年齢や人数に応じて異なりますが、0～15歳のお子さん1人につき1万～1万5千円が支給されます。
ただし、世帯の所得が一定の金額を超えていると支給されないケースもありますのでお気をつけください。（所得制限を超えていても、子供1人あたり月5千円を支給する制度も存在します。詳しくは市のホームページをご確認ください。）

 

2．出産一時金

姫路市ではそのほかにも、子育て世代に向けて、出産一時金という制度を用意しています。
国民健康保険に加入しており、姫路市内にお住まいの方が出産された場合、出生児1人あたり42万円が支給される制度です。
ただし、他の健康保険から一時金を受け取る場合、この制度は利用できませんのでご注意ください。
また、無料の健康診断や、予防接種に対する助成など現金支給でない形の子育て支援制度も整備されています。

 

3．特別手当等

さらに、1人親家庭や、お子さんが未熟児、障害児、難病をもって生まれたケースに対して特別手当が与えられたり、医療費助成を受けられたりする制度もあります。
一定の所得水準よりも低い所得の1人親家庭には、子供の数に応じて月4万円以上の助成金が給付されます。

 

また、医療費の一部控除を受けることもできます。
お子さんが障害を持って生まれた場合、その障害が中程度であれば34430円、重度であれば51700円が、3ヶ月に一度支給されます。
この制度にも、所得水準や障害の程度に関する審査があります。

 

ご覧の通り、姫路市では様々なケースに応じて、現金支給や費用控除など色々な支援制度を準備しています。
制度を最大限活用し、子育ての負担を少しでも軽減しましょう。

 

ただし、家庭の所得を基準とした審査を設けている制度が多く、子育て家庭全てが無条件に制度を利用できる訳ではありません。

市のホームページなどに審査基準が詳しく掲載されているため、自らの家庭が給付対象家庭となっているのか確認した上で制度の申請をするようにしましょう。