姫路市内にはJRが3路線、また私鉄である山陽電鉄が2路線走っています。
今回はそれぞれの沿線の駅から神戸三宮までのアクセスを見て、その利便性を探っていきます。

 

① JR山陽本線　姫路駅

姫路市の中心部に位置するJR姫路駅。姫路市最大のターミナル駅であり、様々な都市機能が集結しています。
また、姫路城に近いため観光客も多く利用する駅です。
そんな姫路駅からJR三ノ宮駅までは、新快速を使えば約40分で着きます。

 

ただし、姫路駅始発の電車は少ないため、大阪方面への通勤の際、ゆったり座りたいという方は、姫路駅よりも岡山側にある網干駅や英加保駅周辺に住まわれるのを検討してみても良いでしょう。
また、新幹線という手段もありますが、新神戸駅は街中から遠く、料金も割高なためあまりおすすめできません。

 

② 山陽電鉄本線　飾磨駅

姫路市の中心部から3キロほど海側に位置する飾磨駅。
山陽電鉄の2路線が合流する駅であり、本数も充実しています。
そんな飾磨駅から阪神神戸三宮駅までは約1時間。乗り換え無しで行けるのは便利ですが、速さに関してはJRに及びません。

 

③ JR播但線　香呂駅

JR姫路駅から4駅山側に位置する香呂駅。スーパーや郵便局、小中学校から市の出張所が集まっており暮らしに便利な町となっています。
香呂駅から姫路駅までは電車で約20分。三ノ宮までは姫路駅乗り換えで約1時間強程で到着します。
朝夕は1時間に3～4本、昼間は1時間に2本程度の頻度で運行されています。

 

④ 姫新線　太市駅

姫路駅の西端に位置するこの駅は、姫路市街地と比べると三宮から離れた場所に位置します。
太市から姫路までは電車で約15分。香呂駅と同じく、三ノ宮までの所要時間は1時間強となっています。
また、運行頻度に関しても播但線とほぼ同じです。

 

⑤ 山陽電鉄網干線　網干駅

姫路市最西端に位置する山陽網干駅は、運行本数こそ充実しているものの、三宮へ向かうには飾磨駅での乗り換えが必須になります。
三宮までの所要時間は約1時間20分と、乗り換え待ちの時間にもよりますが、紹介した他の地点よりも所要時間が長くなっています。

 

ここまで、それぞれの沿線から１つずつ駅をピックアップしてその利便性を紹介してきました。
姫路は三宮から60キロほど離れていますが、充実した鉄道網のおかげでその距離を感じさせることなく暮らせる街になっています。

 

また、価格面から比較すると姫路―三ノ宮間は970円。山陽姫路―阪神三宮間は960円と2つの会社間に価格差はほとんどありません。
住まいの場所をお決めの際は、所要時間や始発駅かどうかなど、様々な基準を考慮して、ご自身にとって最高の場所をお選びください。